おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【サラリーマン・妄想SHOW】3・こんな「引っ越し」できたらなあ

人類を火星に送る計画が進んでいる。 いつかくる地球の環境危機に備えて、避難先を用意しておこうというわけだ。 だが、これだと移住できる人類が限られるだろう。 イーロン・マスクのおっさんでも頑張ってウン万人だろうか。 そこで、日本のしがないサラリ…

【サラリーマンの第2外国語挑戦】10・新たな学習法を試せる

簡単な自己紹介です↓ ojisanboy.hatenablog.com 第二外国語を学ぶことには、第一外国語(英語が大半だろう)にはない楽しさがある。少なくとも私の場合はそうだ。それは 語学の新たな学び方を試せる ということだ。私は中学生のときに初めて英語の教科書に触…

【ざんねんマンと行く】 ~第38話・悪人正機(下)~

青年のうめきが、ざんねんマンの胸にも重くのしかかった。悪をなし、そのことを悔いている人間に、なんと言葉を掛けたものか。これまで助けてきた人たちの多くも、さまざまな悩みを抱えていた。乗り越える道を探すのは、容易ではなかった。 だが、ざんねんマ…

【ざんねんマンと行く】 ~第38話・悪人正機(上)~

はあぁぁため息が、また漏れてきた。駅前の大衆居酒屋。カウンターで週末の一杯を楽しみにきた、人助けのヒーロー・ざんねんマンは、隣から漂ってくる重い空気におされたか、ジョッキをあおる手を止めた。チラリと横に目をやってみる。スーツ姿の若い男性だ…

【サラリーマン、家系図をつくる】「ファミリーヒストリー」番組の取材陣よりも私たちは恵まれている

~簡単な自己紹介はこちらです~ ojisanboy.hatenablog.com 公共放送で放映されている「ファミリーヒストリー」が人気だ。 主人公となる役者さんや芸能人の先祖を番組スタッフらが調べ、ご本人に驚く事実を伝えていく。そんなご先祖様がいらっしゃったのか。…

【サラリーマン・妄想SHOW】2・相棒

これは、しがないサラリーマンが抱いた、妄想・ファンタジーの記録である。 プルルル 私「おー、ご無沙汰です。元気にしてますか」 山下「ボチボチですな。それはそうと、また“出勤”をお願いしたくて」 私「仕事ですな。そいつぁありがたい。私もねぇ、最近…

【英語ニュース・投稿探訪】7・「ハーフ」にみる葛藤

米中対立が緊張の度合いを高めている。 米国の自由・民主主義か。中国の覇権主義か。どちらが正しいのか。どちらがこの競争に勝つのか。 二者択一式で考えがちだが、ことはそんなに簡単にいかないかもしれない。それは理屈上だけではなく、現実としてあるか…

【歩き旅と思索】 48・今まで一番危なかった道3選

北は福島から南は鹿児島まで歩き、そのルートから枝分かれする形でまた歩きつないできた。 ~歩いた全ルートはこちらです~ 危ない目にもあってきた。その一つが道路交通だ。地方の田舎道ならまだしも、国道でも歩道がほぼないところがあり、真横を大型ダン…

【英語ニュース探訪】6・アメリカのダイナミズム

アメリカという国は本当によく分からん、と感じることがある。 超大国といわれるからには国内が一枚岩で固まっているかというと、そうでもない。むしろ対立が激しい面もある。それでいて、最終的には世界トップの競争力、影響力を維持している。実に不思議だ…

【短編】「絶対」同士の対決

世の中が荒れとります。 我こそは真実とばかりに「正義」を振りかざす。 そうして戦いが生まれ、憎しみや悲しみがもたらされているのであります。 こうした「絶対」の極致といえるものが、宗教でしょう。 〇〇教、〇〇原理主義。誠実なほど、純粋なほど、他…

【歩き旅と思索】 47・博多~唐津を歩く(付記)

~簡単な自己紹介はこちらです~ 博多から唐津までの歩き旅で、一つ心すく出会いがあった。 これは記録しておかねばと思い、旅日記とともにブログ上でも書き残すことにしたい。 それは、地域の人々の気持ちいい挨拶だ。 福岡県糸島市、なかでも古代・伊都国…

【歩き旅と思索】 46・博多~唐津を歩く(下)糸島深江~唐津市浜崎

~簡単な自己紹介はこちらです~ 旅3日目。ひたすら海沿いを歩いた。 博多の玄界灘と違い、唐津湾は晴れ間も味方したのか実に凪いでいた。 海面から底の岩場が透けて見える。美しい。 今日歩いた道はところどころで歩道が途絶え、やや危険を感じながら歩く…

【歩き旅と思索】 45・博多~唐津を歩く(中)糸島波多江~糸島深江

~簡単な自己紹介はこちらです~ 歩き旅2日目。 一路唐津を目指すつもりだったが、前日泊まった宿の管理人さんによると、一帯には古代日本の墓地である「古墳」が無数にあるとのこと。貴重な機会だ。じっくり見学して回ることにした。 宿から歩いて数分のと…

【歩き旅と思索】 44・博多~唐津を歩く(上)博多~糸島波多江

~簡単な自己紹介はこちらです~ 先日、三日の休みを使い九州は博多から唐津まで歩いた。 道中見たもの、聞いたこと、感じたことを、書きとどめたい。 初日は午前9時、JR博多駅前をスタート。祇園町を左折し、中州、天神を経てペイペイドーム、福岡タワーを…

【歩き旅と思索】 43・唯一出逢わなかったもの

~簡単な自己紹介はこちらです~ お天道様が上にある間、ひたすら歩く旅では、なんやかやさまざまな出逢いがある。 道端のお地蔵様。ジュースを差し入れしてくれる地元の住民。友達も家族もいない様子の野良犬。それぞれ、思い出があり、心の滋養となってい…

【サラリーマン・癒やしの和歌】14・こころのひろさ

疲れたサラリーマンに、古の和歌が響く。 ~簡単な自己紹介はこちらです~ テレビもスマホも車も電気もなかった時代、島国で暮らしていた人々は詩を詠み、無限の深さと広さを持つ心の世界を楽しんでいた。 五七五七七のわずか31文字が伝える、慈しみ、憧れ…

【ざんねんマンと行く】 賀詞交歓会で修羅場見る

今日で俺のキャリアも終わりか・・ 300人が集う恒例のパーティーがまもなく始まるというのに、企画開発課長である矢沢の表情は冴えなかった。 年明け早々、日本各地で開かれる「賀詞交歓会」。各業界の企業関係者らが一同に会し、名刺交換を通してパイプ…

【サラリーマン・妄想SHOW】1・宴

これは、しがないサラリーマンが抱いた、妄想・ファンタジーの記録である。 ・・・ 「殿、仰せの通り、臣下の者を皆集めましてござりまする」 うむうむ。大儀であったな。じゃ、大広間に行くとするか。 「はっ。して、今日は何事で」 せっかちじゃのう、じぃ…

【サラリーマンの第2外国語挑戦】9・市井の人々の視点で見る

簡単な自己紹介です↓ ojisanboy.hatenablog.com 第二外国語に手を伸ばすと、英語圏のニュースからは知ることのできなかった視点に気づくことができる。 最近はユーチューブで市井の人々が数えきれないほど登場し、現地の言葉で日々感じていることなどを話し…

【英語ニュース探訪】5・これぞoptimism

アメリカといえば、アメリカン・ドリーム。プラス思考。前向き。ハッピーエンド。 何に対しても積極的で明るい側面を見ようとする姿勢を感じる。 これを地でゆく人物を見つけた。 www.yahoo.com 80~90年代にかけてヒットした、エクササイズの指導者らし…

【歩き旅と思索】 42・つないだルート全記録

~簡単な自己紹介はこちらです~ 歩いてつなぐ旅を始めて20年になる。この間、一筆書きのようなかたちでいろいろつなげた。自分の記憶・記録の整理にもなると思い、ここに記載したい。 ※記載する土地名は、その日ごとのゴールであり、次の日のスタート地点…

【短編12】新・うさぎと亀

悔やんでも悔やみきれない、あのレースからはや〇日。 そう、おいらは舐めくさっていた。相手がノコノコ野郎だからってな。 油断して、バカにして、最後はおいらが涙を飲むはめになった。 今度という今度ばかりは、失敗しねえぜ。 ・・・ 「第138回・生き…