おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。創作物語(「ざんねんマンと行く」=各話読み切り)など、書いていきます。からだはおじさん、こころは少年。

【サラリーマン・癒やしの和歌】8・小石も玉となる

疲れたサラリーマンに、古の和歌が響く。

 

~簡単な自己紹介 

 

万葉の時代の人々は、物を物と捉えるだけでなく、どこかこころを持ち誰かを偲ばせる印として大切にしていた。

 

物にも魂が宿る、とみていた。感じていた。その心のおおらかさ、やさしさに感じ入る。現代人よりも、場合によっては心が豊かだったのではないかと思う。

 

こんな歌がある。

 

信濃なる

千曲の川の

細石(さざれし)も

君し踏みてば

玉と拾はむ

(巻十四 3400 東歌)


【訳】


信州にある

千曲という川に転がる

小さな小石も

あなたが踏みしめていったものであるなら

私はそれを玉(たから)として拾い(大切にし)ましょう

 


詠み手は女性か。恋する男性(あるいは愛する夫)がいて、

その人物が訳あって千曲の川を越えてどこかに行ってしまった。

残された女性は、そのわずかな余韻にでも浸ろうと、

千曲の川に目を向けた。


どのあたりをあの人が辿ったのかは分からない。

それでも、どこかに必ず、あの人が踏みしめた石があるはずだ。

あの人の分身だと受け止め、大切にしていきたい。

 


5・7・5・7・7という実に短い言葉の中に、

現代を生きる人の心をも揺さぶる熱い想いが込められている。

 


こういう歌に接するたび、仕事の疲れをほんのひとときでも忘れることができる。

万葉集は、現代の疲れたサラリーマン・サラリーウーマンにこそ合う心のバイブルだと考える。

 


~お読みくださり、ありがとうございました~

【歩き旅と思索】 ~19・体の感覚が映し出す風景

静岡県は中部・掛川市内を歩いていたときのことだ。

 

昔から街道として栄えていた「東海道」に沿って進む中、やや起伏の激しい山間に入った。

 

上り下りがかなり激しいところを過ぎたところで、やや大きな観光看板を認めた。

 

江戸時代の浮世絵風のようだ(後に江戸時代の絵師・安藤広重の作品「東海道五十三次」と分かった)。急激な傾斜道を、菅笠(すげがさ)をかぶった商人らしき人が行き交っている。看板には「小夜の中山峠」と解説されてあったと記憶する。

 

ここは江戸の当時、一つの難所だったらしい。それだけに旅人の記憶にも残ることとなった。戦乱の世を生きた歌人西行の作品が添えられていた。

 

年たけて

また越ゆべきと

思いきや

命なりけり

小夜の中山

 

齢(よわい)を重ね、

また(この峠を)越えることもあるだろうかと

思っていたところ、

命ながらえたおかげであろう、再び巡り合ったよ、

小夜の中山峠。

 

こういった意味だろうと推測する。

 

とまれ、この浮世絵、予備知識なく見てみると、かなり誇張されているように感じられることだろう。

 

峠の傾斜が、激しいのだ。

 

だが、実際に現地までの道のりを歩き歩きしてきた人間から見ると、それが「事実」そのままの光景として映る。アップダウンの繰り返しが続き、息切れしているところに、とどめのようにこの峠。体感的には、これぐらいの角度のほうがしっくりくる。

 

歩き、感じたままに眺めた光景は、カメラが写すような無表情の景色ではない。むしろこの浮世絵のような、急こう配で見る人の乳酸を引き出すような場面こそ、現実なのではないか。

 

現実の捉え方について、一つ新たな視点を得ることができたように感じた。歩き旅の醍醐味だ。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

 

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~24・英語で最近の自分のことを書いてみる~

英検1級に合格しても、ネイティブレベルははるか遠い。まあ外国人がN1に合格してもなかなかうまく話せない・書けないのと同じ話だろう。ボチボチやってくしかない。

 

一人でしこしこと勉強してても息が詰まるので、海外交流サイトなどで折々に投稿したりしている。アホなことを書くことが多いが、意外とウケたりフォロワーがついてくれたりするのでうれしい。

 

以下は最近の文章。文法、語彙は特に調べずに綴ったので、間違いがあるかもしれないがご容赦いただきたい。まあこれぐらいの内容でも合格できるのだーと自信を持っていただければありがたい。

 

I've started one thing from last weekend.

 

Non-Ramen life

 

You might laugh. But I'm serious.

 

Just before last week, i had been eating Ramen more than 10 times a week. Ramen had long been my favorite food , my friend,  as far as my memory goes.

 

I dont know why, but i feel really happy slurping the noodle. And sipping the soup.

 

But , as you will see, Ramen is high in calories. And much cholesterol.

 

The other day, I have received some medical check result. That said my cholesterol level is much much worse than normal level. That is why I decided breaking with Ramen, my life-long friend.

 

But there are some hardships.

 

I often eat one without noticing. Can you imagine? But it is real. I often eat ramen without noticing I am eating one. It is just like breathing.

 

It will be much harder than Non-alcohol life or Non-cigger life, for me.

 

But I will try as long as I can.

 

Hope there are some people who are trying the same life on the globe (^0^)

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

【サラリーマン、家系図をつくる】14・古文書の記載内容をうのみにはできない

家系図を作成する際、補足情報として役に立つのが古文書だ。

 

代々自宅で保管されていたり、親戚の手の元にあったり、あるいは公立図書館で記載内容がワープロ打ちを経て冊子化されていたりする。そこにも、一族の先祖や来歴を探る貴重な情報が載っている可能性がある。

 

私自身、こうした文献から相当な量の補足情報をつかむことができた。

 

一方、調べれば調べるほど、記述内容につじつまの合わないことが見つかり、頭の中が混乱するようにもなった。

 

特に江戸初期よりも昔について、情報が3通りほどに分かれて判断に迷っている。公的な文書(藩のまとめた史料)によると、私の名字の一族は現在地から1000キロ以上離れた地域の出身であると断定されていた。ネットの情報(これは信ぴょう性が薄いと思うが)でも、その指摘は一致していた。

 

一方、私の本家が保管していた由来文書を読むと、「京」とあった。

 

さらに、同じ名字の名士に聞くと、また違う地方の名を挙げられた(ほぼ断定的に)。

 

一体どれが正しいのか。

 

正直迷っているが、少なくともいえるのは、一つの文書が見つかったからといって、それが真実だと単純に決めつけてしまうのはいささか尚早かもしれない、ということだ。

 

今も昔もそうだが、人の記憶にはあやふやな部分も、思い込みも、若干盛った部分もある。そこらへんの曖昧さを排除しながら、丁寧に、もつれた糸をほどいていくと、まだまだ面白い発見や感動に出逢えるかもしれない。私は少なくともこの探索の旅を続けるつもりだ。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

【サラリーマン・宇宙感動記】11・ジェームズ・ウェッブは本当にすごい

1週間前に、米国・NASAの打ち上げた次世代宇宙望遠鏡「JWST」(ジェームズ・ウェッブ・宇宙望遠鏡」のことについて書いた。

 

これの最新情報が22日、アメリカの宇宙情報サイトにアップされていた。NASAJWSTチームの一員が解説してくれているもので、非常に詳しい。その能力の高さと可能性がよく分かる。報道機関の記事ではなく、当事者のリポート。それだけに現実感があり、ワクワクせずにいられない。

 

ソース↓

www.space.com

 

関心のある方にとっては旧知の事実だが、JWSTは昨年末に打ち上げられ、わずか1か月ほどの旅程で地球から約150万キロ離れた軌道に乗った。既存の望遠鏡の最有力機(ハッブル宇宙望遠鏡、地上約600キロを周回)に比べてはるかに遠い軌道を巡ることになる。地球からの光の反射にわずらわされることなく、深宇宙に照準を合わせることになる。

 

上記のリポートによると、JWSTは軌道に乗った後、太陽からの熱線を防ぐためのシールドを展開。反対側の面では、折りたたんでいた18枚の反射鏡をすべて開き、深宇宙からの電磁波をとらえられる態勢を整えた。

 

ただ、それですぐ探査開始、というわけにはいかない。可視光線よりも波長がビヨ~ンと長い赤外線をとらえるためには、そのわずかな熱をキャッチできるだけの感度が必要だ。このため、絶対零度に近い水準にまで関連装置の温度が下がるのを待った。その流れは、今のところスムーズに進んでいるようだ。

 

現時点でも何枚か精細な画像が公開されている。その一つが上記サイトの真ん中あたりに掲載されている。既存の宇宙望遠鏡の中では最高水準のスピッツァー(左)と、今回のJWST。その精度の違いは一目瞭然だ。

 

銀河のガスや雲に覆われ、その先が見えなかった宇宙空間の姿も、感度の極めて高いJWSTの能力を生かせば文字通り「見る」ことができる。狙うは宇宙開闢以来、最初に生まれた星・ファーストスターだ。

 

上記リポートによると、7月12日以降、フル稼働を始めるらしい。実に実に、楽しみだ。日本のテレビニュースでもそのうち驚くような画像が紹介されていくことになるのだろう。

 

※最後に、このリポートはアメリカ版の投稿アプリ「reddit」での誰かの投稿で知った。redditは英語の勉強になるし、いろんなニュース、トレンドを知れるので語学学習にもうってつけだ。

 

該当投稿

The James Webb Space Telescope is finally ready to do science — and it's seeing the universe more clearly than even its own engineers hoped for : space

 

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

過去の感動記

【ざんねんマンと行く】 ~第24話・ほじくり怪獣・ホジクロンとの闘い(上)~

バババババ・・・

 

朝から上空が騒がしい。アパートの窓を開けると、複数機のヘリが一直線にどこかへ向かっていくのが見えた。

 

マスコミか。何かが起きているみたいだな。

 

人助けのヒーロー・ざんねんマン、不穏な空気を感じ取るや、手作りマントを羽織り、ヨイサーと景気づけの一声とともに大空へ翔けた。

 

ヘリの一群は、やがて郊外の高級住宅地上空で止まった。群れの真下に、何か変な生き物が見える。体長3メートルほどか。SF映画に出てくる、宇宙怪獣のような見てくれだ。

 

怪獣は一軒の民家の前で立ち止まった。長い舌を使い、玄関を器用に空けるや室内のお宝を物色しているようだ。やがて何かを巻き取ったか、舌をシュルシュルと引っ込めてきた。

 

グルグルに巻いた舌先がとらえていたのは、高級品であろう和牛の冷凍肉と、つまみに合いそうなイカの一夜干し。家人が無抵抗なのをいいことに、白昼堂々と盗っ人業をやらかしよる。

 

ムヒョヒョヒョヒョ~ン!

 

怪獣が寄声をあげた。人間たちを小馬鹿にしたような、間の抜けた啼き声が、聞く側の心をささくれ立たせる。

 

さっさと誰か、奴を退治できないものか。怪獣にしては小ぶりだし、特殊な熱線なんかも出していないぞ。捕縛するか、麻酔銃で眠らせられないのかー。

 

自分の出る幕でもないとばかりに、ざんねんマンが小首をかしげたときだった。怪獣が空を見上げ、突然ビビビーと光線を発した。と、幅100メートルほどの巨大なバーチャルスクリーンが現れた。

 

瓶ビールが乱立するテーブルが映し出された。居酒屋のようだ。広間の一画で、屈強な男たちが大宴会を繰り広げている。盛り上がるのはいいことだが、少々度が過ぎたか。トイレから戻ってきた十数人が、ネクタイをふんどし代わりとばかりに素肌に巻き付けて現れた。「SUMO~」と雄たけびをあげ、しこをノシノシと踏みだした。反則スレスレの恰好は仲間の大爆笑をかっさらったが、周りの飲み会グループからはキンキンのジョッキよりも冷たい視線を浴びてしまった。

 

映っている一団は、あろうことか、怪獣を取り囲んでいる特殊対策班のメンバーであった。

 

宴会で羽目を外し、居酒屋から出禁を喰らい、お偉いさんからこっぴどく叱られた情けない出来事。もう思い出したくない過去を、その怪獣は目に見える形でほじくり返してきた。

 

どうやらこの怪獣は、人に触れられたくない秘密や過去を白日の下にさらすという、実に面倒な特殊能力を持っているようだ。だから、誰も近づきたくない。手が出せない。その証拠に、羞恥と恥辱にまみれた特殊対策班の一行は、もはや仕事も手につかないとばかりにうなだれてしまっている。

 

こりゃまた厄介な相手だぞ。

 

一戦交えるか迷うざんねんマンを出し抜くかのように、ロボットスーツに身を包んだ謎の人物が怪獣に立ち向かっていった。どこか懐かしい恰好だーと記憶をたどると、バブル期にそこそこ注目を集めた特撮ヒーローだと気づいた。

 

我こそは悪者を退治せんーと迫力をみなぎらせるロボットスーツ。だが、怪獣はひるまない。再び光線を放つと、スクリーン上に大きな折れ線グラフを映し出した。

 

視聴率の推移だった。はじめこそ右肩上がりで伸びていたが、視聴者に飽きがきて頭打ちに。やがて下降曲線をたどり、打ち切りとなった寂しき足取りがあらためて思い起こされた。「もう君はお呼ばれされてないの」と言わんばかりに、怪獣がスクリーンを何度も指さした。意気消沈したロボットスーツ、肩を落とすと踵を返し、野次馬の群れに消えていった。

 

かくなるうえは、自分の出番か。

 

ざんねんマン、覚悟を決めた。官邸で「ほじくり怪獣・ホジクロン」と名付けられた珍獣に向かい、一歩一歩近づいていった。

 

小粒のヒーロー、見せ場をつくれるか?!

 

~(下)に続く~

 

週末出動!

 

 

【雑記】サラリーマン、ストレス解消でものを書く

積もる仕事にストレス、倒すたびに迫る納期。
 
生きている限りは重荷から逃れられないのだろう。
 
せめてあがいてやろうと、昨年末からものを書き始めた。
 
物語は、ストレス解消にとてもいい。
 
自分の理想の世界が書ける。
 
憎まず、ののしらず、嫌わず、見下さず、倒さない。
 
自分のされたくないことは、人にもしない。物語にも、書かない。
 
読んだ人が、少しでも心すいてくれたらありがたい。
 
毎週末、創作物語「ざんねんマンと行く」を投稿している。
 
ストーリーは、なるべく明るく面白く、誰が読んでも肩がほぐれるような内容に仕上げているつもりだ。
 
週末のリラックスに貢献できると幸いだ。
 
~お読みくださり、ありがとうございました~

【タクシーでポン】初体験

こんにちは。おっさんです。

 

コロナ時代は初めて体験することが結構ありました。

 

昨年末のことです。地元で感染者数がゼロ更新を続けていたこともあり、久しぶりに呑みに出ました。

 

たらふく飲みました。

 

帰りにタクシーを探しました。あいにく田舎なもんで、なかなか見つからない。

 

10分ぐらい幹線道路を歩いて、ようやく1台を見つけました。路肩に停車してました。

 

ドライバーのおいちゃんは、寝てました。後部座席のドアをトントンと叩きました。

 

おいちゃんは少しだけ起きました。そのあと

 

「あー眠いから」

 

と一言つぶやくと、ふたたびまぶたをつぶってしまいました。

 

マジかーー!!!

 

結局ほかにタクシーは見つからず、そのまま1時間ほど歩いて帰りました。

 

今考えると、コロナのイレギュラーな勤務体系で疲れてたのかもしれん。

 

それにしても、眠さが理由で断られたのは初めてだった。

 

(お客乗せないときは、ランプ消しといてほしかった・・)

 

コロナ明けがうっすら見えてきた昨今、ふと以前のシーンを思い出した夜でした。

 

1日も早く日常が戻ることを祈る次第です。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

【歩き旅と思索】 ~18・野宿で冷や汗をかく~

~簡単な自己紹介はこちらになります~

ojisanboy.hatenablog.com

 

日がな歩いて、夕方になったらテントを張る。単純な旅だが、これでも結構ヒヤリとする機会に遭遇した。

 

忘れもしない。佐賀県太良町という、有明湾をのぞむ町を通りかかったときのことだ。

 

のどかな内海を望むことができる公園があり、そこにそびえる三層構造のお城のような建物に上ってみた。

 

天守閣(と勝手に呼ばせていただく)に至ると、実に景色がいい。ひとけも全くない。「今晩はここで泊まらせていただこう」と、遠慮なくテントを張らせていただいた(もう20年以上前のことなので、ご容赦を。今はキャンプ場で泊まっております)。

 

夏だったが、そこまで暑苦しくもなかった。快適だ。そのまま、夜が更けるものと思っていた。

 

と、やや離れた浜辺からキャーとかワーとか元気な声が聞こえてきた。ああ、同世代の若い人たちだろうなあ、夏の夜の花火でも楽しんでいるんだろう。いいなあ。

 

その声が、だんだんと近づいてきた。若者たちの声も、かなり威勢がいい。酒もかなり回っているようだ。ちょっと身の危険を感じるような、少しヤンキーテーストが漂う声色で、私は少し背中に汗がしたたるのを感じた。

 

まずかった。ここはお城だった。やんちゃな兄ちゃんたちが、上ってこないはずがない。天守閣(3階)まで征服しにくるだろうことは想像に難くない。ああ、やばい。酔っ払ったヤンキーには、何されるか分からないぞ。

 

覚悟を決めた。テントの中で正座をした。財布を開いた。盛っている札束を取り出した。といっても1万円札と千円札が数枚。兄ちゃんたちがテントを開けてきたら、せびられる前に差し出すつもりだった。

 

2階まできた。いよいよか。夜襲を喰らったときの殿様の気持ちが、少し分かったような気がした。思わず、尻の穴に力が入った。

 

意外なことが起きた。兄ちゃんたちは、なんと2階で満足したのか、そのまま降りていった。

 

ああ、助かった。お金、巻き上げられなくてすんだ。けがも、しなかった。

 

心底、ほっとした。もう、城ではテント張らないと決めた。

 

こんな、ちょっと危ない経験を、これまでに幾つか体験してきた。今でこそ笑える話だが、その当時は心底ビクビクしたものだ。

 

これからもこうした体験をするかもしれない。が、特に人間に対しては、潔く有り金全部を差し出して命を守ろうと思う次第である。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

【サラリーマン、家系図をつくる】13・樹状家系図もつくれる

家系図といえば、直系(父の父の父の・・・)の系図をイメージされる方が多いだろう。

 

私も、特に考えることもなく直系をひたすら遡った。

 

だが、約4か月の直系調査が片付くころ、他の系図についても興味が沸きはじめた。

 

父の両親、そのまた両親、そのまた両親・・と辿っていっても面白いではないか。と思った。

 

ちょうど扇子を開いたような形の系図になる。これを、樹状家系図というらしい。

 

実際、辿れる限り、辿ってみることにした。ただ、両親の両親の・・と遡ると、本籍が私の住んでいるまちから数百キロ以上離れている人物もおり、すべてをカバーすることはできていない。

 

これまでのところ、父を軸にして

祖父の祖父(4代前)まではすべて辿れた(8人)。以下、

〇5代前(全16人)~9人判明

〇6代前(同32人)~5人判明

〇7代前(同64人)~2人判明

〇8代前(同128人)~1人判明

 

思ったよりも知ることができた。

あらためて先祖の本籍をみてみると、広域で嫁に送ったり婿にもらったりしていたことが分かった。曾祖母の兄弟姉妹に一人、地域ではある程度名の知られた人物がいた。こうした発見も面白い。

 

調べる中で、職場の先輩がどうも親戚の可能性が高いことも分かった。近所の住民の方も、少し時代は遡るが血がつながっていることを知った。いろいろ発見があった。

 

こうしたつながりを知ると、該当する人に親しみを感じこそすれ、嫌な気持ちにはならない。調べてみる価値はあると思う。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~23・現在の具体的な学習スタイル~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

※簡単なプロフィルはこちらになります

 

1級に合格してから4年ちかくがたつが、今も自分の語学力には限界を感じている。日々学ぶ日々だ。留学や海外駐在の予定は今後もない。日本にいながら、できる限りの努力を続けていくつもりだ。

 

具体的な段取りを要約する。

 

【平日】

スマホにダウンロードしたBBCのアプリで、気になったニュースを読む。このとき、辞書は使わない。分からない単語や表現はそのままにしておき、最低2回は読み通す。こうしたニュースを1日に1本は読む。この際、分からない単語の意味を類推する。意識にとどめておく。

②アプリの右上にあるシェアアイコンを押す。シェアしたいツールを選ぶ。私の場合はgmailをクリック。ここに自分のアドレスを打ち込み、該当ニュースのアドレスを送信する。

 

【週末】

①平日にストックしていた、既読ニュースをパソコンで見る(メールに送っていたアドレスをクリックするだけで飛べる)。

②分からなかった単語やイディオムをカーソルで指定し、右クリックを押す。上から2番目にある「Googleで・・・を検索」をクリック。すると勝手に別画面が開き、該当する単語の検索結果が出る。無数のサイトが表示されるが、その中から「分かりやすい」と自分が感じるサイトを開く。

③無料の単語帳アプリ「QUIZLET」に打ち込む

 

作業は以上だ。最近の検索例でいくと、以下のニュースがある。

www.bbc.com

 

関心度の高い話題。文中では例えば

Band member Jimin said the group had been going through a "rough patch".

 

この赤字の部分が分からなかった。

ググると、「ぎくしゃくした時期をすぎる」といった意味が出た。なるほど。

この文章のまま、quizletに打ち込み、時間のあるときに復讐している。

 

生きた英語、分かりやすい英語をなるべく吸収したいものだ。その点で、BBCは大変有益なソースだと考える。

 

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

 

 

【サラリーマン・宇宙感動記】10・次世代宇宙望遠鏡がアップをはじめた

宇宙と私たちをつなぐツールの代表格が、望遠鏡だ。

 

その望遠鏡の中でも、とりわけ高性能で人類の期待が掛かる最新鋭機器が、近く本格稼働を始める。

 

JWST(ジェームズ・ウェッブ・宇宙望遠鏡)。

 

それまで、宇宙望遠鏡の主役は、地上約600キロを周回するハッブル宇宙望遠鏡だった。ハッブルは1990年に打ち上げられて以来、系外惑星(私たちの太陽系以外で存在する惑星=生命のいる可能性がある)の発見などで多大な貢献をした。

 

そして、このJWST。さらに大きな成果が期待されるのには幾つも理由がある。一つ、分かりやすい事例を挙げると、その配置される場所に圧倒的な違いがある。

 

ハッブル→地上から「600キロ」

JWST→地球から「1500000キロ(150万キロ)」

 

桁が4つ違う。なんと、私たちが見上げるお月さま(地球から380000キロ)の4倍ほども離れている。それだけ離れているから、当然地球の大気圏の影響は受けないし、地球から反射される光に邪魔されることもない。

 

ちなみにJWSTが配置される場所は、太陽・地球からの重力が安定する「ラグランジュ・ポイント」と呼ばれるエリアだ。

 

漆黒の宇宙で、邪魔するものなく、はるか遠方の深宇宙に視野を向ける。狙う先も興味深い。

 

ファースト・スター

 

文字通り、宇宙が誕生してから最初に現れた恒星のことだ。

 

JWSTは、ハッブルのように可視光を拾うのではなく、波長のより長い赤外線を感知する。宇宙の遥か彼方から届いてくる、ビヨーンと伸び切った光の波(もはや光ではなく赤外線)をキャッチする。赤ちゃん星がどんな様子をしているのか、興味深い。

 

また、その性能から系外惑星の探査でも期待が寄せられている。私たち地球人以外に生命が存在し得るのか。その手がかりも見つけてくれる可能性がある。

 

JWSTは2021年12月に打ち上げられ、約1か月後にはラグランジュ・ポイントに到達した。今は折りたたんだミラーが開かれ、本格稼働に向けた詰めの調整が続いている。

 

懸念もある。故障しても、修理できない。ハッブルのときは、宇宙飛行士たちが故障箇所を修理して30年も延命できたが、今度はそうはいかない。人類の叡智を掛けて、故障することなく、数々の発見と感動をもたらしてほしいものだ。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

過去の感動記

 

【ざんねんマンと行く】 ~第25話・「神さま」も大変じゃて~

澄み切った初夏の青空は、その下を歩いているだけで心洗われるようだ。

 

人助けのヒーローこと、ざんねんマン。公園で昼下がりの散歩を楽しんでいると、1本の大木を前に体が急に重くなった気がした。

 

「うー、む・・」

 

なんだか、沈んだ声が聞こえた気がする。が、幹回りを見回しても誰もいない。はてさて、空耳かしらんーと通り過ぎようとしたところで、年季の入ったうめき声のようなものが再び漏れてきた。

 

「なんぼなんでん、仕事多すぎじゃ・・」

 

こんな晴れ渡った夏空に似つかわしくもない。どんなおじさんがぼやいているんだーと枝先の茂みという茂みをくまなく見まわしていると、声の主が反応した。

 

「あいや、聞かれてしもうたか」

 

聞こえるも何も、さっきから情けないぼやき声上げてばっかりじゃないですか。おじさん、一体どこにいるんですか。どこの誰だかわかりませんが、話し相手ぐらいにはなりますよ。

 

「いやー、恥ずかしいかぎり」

 

姿を見せぬ声が明かしたところによると、その正体は人間が「神さま」といわれる存在のようだった。最近、「もろもろ仕事が山積みになり」、ちょいと息抜きとばかりになじみの大木に依っていたという。枝の茂みの中でゴロリ横になり、愚痴やらぼやきを一人つぶやきまくっていたところを、人助けのヒーローに漏らさず聞かれてしまった。

 

か、神さまでも嘆きたくなることなんて、あるんですか?

 

「嘆くもなにも、最近はとみにオファーが増えての、もう24時間てんてこまいじゃ」

 

神さまのおっしゃるには、21世紀になってから人間の上げてくる願い事が数、質ともカバーしきれないほどになっているという。「願いの成就率が高い」とされる社(やしろ)の情報がSNSなどで拡散。パワースポットも次々と掘り起こされ、仕事量の増加に拍車を掛けているらしい。

 

「ここ数年は特にひどいんじゃ。やれ『会社の売り上げ20%アップをなんとか!』だの、『T大学合格+彼女ゲット』だの。『宝くじ1等が当たりますように』なんてのは年間に数万人分も上がってくるんじゃ」

 

スポーツの試合の前には、各チームから「うちに優勝旗を」と熱いコールが届く。いくらわしでも、みんなを優勝させるのは無理な話じゃ。

 

人間の欲望ともいうべき各種の陳情やお伺いに、さしもの救い主もアップアップになりかけているのだった。

 

そうだったのですか、それは本当に大変ですね。お察しいたします。まあでも、正直なところ、神さまのところにも多額の寄付金が集まっていることですし、お神酒もたっぷり奉納を受けて、さぞかし美味しい思いも・・

 

「まったく、イメージばかりが一人歩きしておることよ。それは人間界の話じゃて。肉体を持たぬわしにとっては、触われも呑めもできぬぶん、むしろ悶絶ものじゃぞ」

 

夕暮れ時、ビアガーデンでグビグビと喉ぼとけを揺らすサラリーマンたちを雲の上から見下ろしながら、しみじみ「うらやましい」とつぶやく至高の存在の心中を慮ることのできる人間はそういなかった。

 

神さまだって、つらいこともあるのか・・

 

人間は全知全能の存在をあがめ、たたえ、捧げ、暮らしの安寧や平安を祈ってきた。だが、ときに「慎ましさ」という範疇を踏み越え、自己愛の極みに至るようなケースもみられるようになっている。

 

みんなを優勝させること、できません。みんなに宝くじ1等当ててあげること、できません。みんなを超絶イケメン・イケ女と結びつけること、できません!

 

神さまの切実な叫びは、ざんねんマンの胸にズシリと響いた。

 

神さま、もう無理をしないでいいのではないですか。人間のささやかな祈りだけを受け取れば、充分なのでは。これ以上耳を傾けていたら、神さまだって倒れかねないですよ。黄泉の国も、「働き方」の見直しが必要ですよ。

 

・・・

 

しばしの沈黙の後、神さまが口を開いた。

 

「そう慰めてくれるだけで、わしは胸がすいた」

 

声色に、ほんの少し力がみなぎった。一つ、考えが浮かんだようだ。

 

「おお、もう日が傾いてきた。話相手になってくれて、ありがとのう。わしはボチボチ、やっていくことにするわい」

 

茂みの隙間から、澄み渡る光が差し込んだ。ざんねんマンの瞳を、やさしく潤した。

 

神さま、どうかマイペースで!

 

その後も人間界から噴き上げられる願い事の勢いは陰ることがなかった。ただ、受ける方のスタンスはガラリと変わった。

 

「えーなになに、『私をピアノ大会で優勝させてください』とな。この手の願い事は、こないだわしがこしらえた自動振り分けルールに従って、こっちのボックスに移動じゃ」

 

ボックスの引き出し口には、神さまの手書きで「検討対象外」とあった。

 

そもそも無理筋の願い事は、成就させるために骨を折ることもしないことにした。心情的につらいところもあるが、業務の円滑な遂行のためにはやむをえない。もちろん、見捨てるのもしのびないから、「対象外」ボックスの中でひたすら眠らせておくが。

 

一方、神さまが目を輝かせるような願い事もあった。

 

「友達の美代子ちゃんが早く退院できますように」「お医者さんを目指して頑張っている哲郎君の夢が叶いますように」

 

誓いの類も神さまの胸を打った。

 

「この1年、私はしっかり家族を養って参ります」「私はギャンブルを一切やめ、お世話になった皆さまを二度と裏切りません」

 

誰かのために捧げる願い、祈り、誓いに、神さまは全力でエールを贈った。

 

本人の耳には届かぬところで、励ましの声を掛けた。それが陰に陽に力となり、人間の心の底に眠っていた能力を存分に引き出すことがあった。

 

自己都合で空想や妄想をたくましくする人々とは異なりに、切なる祈りを捧げる人々には、以前にまして笑顔があふれているようにみえた。結果を伴う伴わないとにかかわらず、表現のしようのない元気が伴った。姿形は見えないながら、そばで応援する誰かによる一層の力添えも、ひと役買っているのかもしれなかった。

 

神さまの仕事の「選択と集中」に、しかと貢献したざんねんマン。「今日も忙しい1日を送られているのかなあ」と気づかいしつつ、「まあでも聞き役になってあげたんだから、宝くじ3等くらいは当ててくださっても罰は当たらないだろう」と見当違いな願い事をつぶやき、神さまをがっかりさせるのであった。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

【コロナでもポン】40超えて初体験

こんにちは。おっさんです。

 

コロナ時代もはや2年。仕事もプライベートも、それまでなかった過ごし方をしております。初めて経験するようなこともありました。

 

その一つをお話します。アホな話です。

 

この2年で私はすっかり「外で飲む派」からインドア派に変わりました。

 

家族が寝た後、リビングで一人、グビグビと飲む。ウイスキーだったり、焼酎だったりを、炭酸ジュースやら氷やら果物ジュースで適当に割る。最高だ。

 

タブレットでユーチューブなんぞ見ながらやってるともう、楽しい。酒も進む。

 

ああ、今日も酔った。2時間ぶっ続けてしまった。もう呑めん。

 

部屋の壁が遠く感じるなあと感じながら、テーブルの瓶やら皿やらを片付け始めた。そこでようやく気付いた。

 

酒入れるの、忘れとった。

 

40を過ぎた大のおとなが、2時間も延々とぶどうの炭酸ジュースを飲みつづけとったよ。

 

自己催眠で、ここまで酔えるのかと若干感動した。

 

コロナは大変だけど、ブログ1回分のネタができたことぐらいは感謝するべきか。

 

ちなみにこの後もう1回やらかした。

 

またやるかもしれない。

 

エアーで酔える技を修得できるかもしれない。

 

~お読みくださり、本当にありがとうございました~

 

 

 

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~22・スピーキングのこつ~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

※簡単なプロフィルはこちらになります

 

英検は2次試験で面接がある。面接官に、いかに分かりやすく自分の考えを伝えるか。スピーキングの力を磨きたいところだ。

 

単語の発音、抑揚、間の取り方・・。気を付けるべき点は幾つかあるが、私自身が最も気を払ったのは、「間の取り方」だ。

 

これは日本語のスピーチにも通じると思うが、強調したいポイントの手前で少し間を入れると、相手の注意を引き付けることができる。

 

上記の文章でいえば、

 

単語の発音、抑揚、間の取り方・・。気を付けるべき点は幾つかあるが(間)、私自身が最も気を払ったのは(間間)、「間の取り方」だ。

 

赤字の部分だ。これと同じ要領で、英語のスピーチでもところどころで間を入れる。相手の注意を引き付ける。

 

間を入れるとよいタイミングは、他にもいくつかある。例えば「(間),but...」「...(間), therefore...」などだ。文章と文章が順接でつながる、あるいは逆説で相反する展開になる場合に、瞬間を差し込むことで相手も頭を整理することができる。

 

ユーチューブなどでネイティブのトークを聞いていると、この間がほとんどない場合が多い。非常に聞きづらい。だが、スピーチになると一変する。聴衆に自分のメッセージを伝えようとすると、やはりネイティブも相当の努力を払っていることが分かる。

 

私見だが、スピーチで参考になるのはジャ〇ネット・タ〇タの番組だ。どこで間を置き、どこで言葉に力を入れるか、考えつくした上で発言している。こうした心がけは会社組織での会議でも充分応用でき、参考になる。

 

スピーチにユーモアの要素も交えた技術に、落語がある。落語になると、間をとっている最中に演者が顔芸も披露してくれ、笑い涙ありの空間が生まれる。素晴らしい技だ。

 

話がそれてしまったが、英語でも日本語でも「間」に気を付けていると、いいことが多いような気がする。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~