おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

2024-01-01から1年間の記事一覧

【歩き旅と思索】仏教

初めに言葉があった そこから人間の世の中が始まった これは間違いない 聖書の指摘するとおりだ 一方で、その言葉が生まれる以前から世界はあった それは恐竜が地上を闊歩していた時代であり、微生物すら登場する以前の原始地球の時代である 世界は、言葉が…

God of drink

i am a kind of Non-bee, which means those who love drinking. yes drinking gives me much fun , excitement not only drinking itself but chatting with guys is also fun everytime i drink with people, i get so upbeat and very often carried away…

【ショートショート】「倍返し」の世界

21☓☓年。時の内閣が一つの法案を提出した。 俗称「倍返し法」 国も会社も地域も、争い諍いが絶えない。 技術が進んでも、人のこころまで進歩するわけではない。それが悲しい現実だ。 弱い者はいつまでたっても弱いまま。ジャイアン、もとい、強者はどこま…

歩き旅と思索

私は大学2年生のころから歩き旅をしている。 ひとつのまちを出発し、日が昇っている間は歩き、どこかあたらしい土地で休む。 日が明けたら、再び歩く。次の土地に着く。休む。次の日も同じだ。 こういう形で点と点をつないでいき、振り返るとおそらく200…

与奪

苦しいけど、人生は与えた者勝ちなんだろう 騙されて奪われても、それは負けではない 与えて微笑んで手を携えてする人間が、最期に暖かみで迎えられるのだろう 苦しいかもしれない、その上で与えてシェアして、 分かち合ったことごとを喜べる人生を送ってい…

【短編】異次元居酒屋

長らく呑兵衛をやっているが、こんな面白い居酒屋があるとは知らなんだ。 あれは先日の週末だ、私は郊外の自宅に直帰するのももったいなく、いつものように新橋SL広場に向かった。 これから酔いどれていくであろう背広姿の中年連中を眺めているだけで、寂し…

walking space

ive been enjoying walking travel for around 20 years start from one town, walk all the day long, reach some town, pitch a tent, the sun rises, then walk again. thus ive walked along the seashore of half of japan. as you might know, japan i…

40と創作

40を超えて初めて短編小説を書き始めた 空想に身を任せ、書きたいように物語を展開させる 弱い者が弱いままで救われるような、そんな世界を描くよう努めている これが実に楽しく、書き進めること自体がストレス発散であるとともに自らに養分を与える手段と…

【ショートショート】しあわせメーター

IT系のスタートアップが斬新な商品を売り出した。 「しあわせメーター」 ぱっと見はメガネだが、縁についているボタンを押すと、目の前にいる人の幸せレベルを数値化してくれる。 日曜の空いた電車で、私はたまたま向かい合った初老の女性にフォーカスしてみ…

脱・独我論考

学生のときから妙な考えに苦しめられてきた 一言でいうと「独我論」だ 世の中で唯一間違いない真実とは、「考える私」しかないという思想である 手に取るカップ、遠目に映る白雲など、あらゆるものは ただ私が眼で受け止めているだけの感覚であり、瞳の向こ…

若い人の中にも気配りが効いて周りを和ませてくれる人がいる どちらが学ばせてもらっているのか分からない だからこの世の中は続いているのだろう 乾杯