おじさん少年の記

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【サラリーマンの英検1級攻略術】~10・合格「後」のモチベーション~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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英検に限らず、受験系の多くに共通する悩みとして「燃え尽き症候群」というのがあると思う。

 

英検1級は、これに合格すると上がない。燃え尽きる可能性がないとも限らない。それもあるので、資格合格のみを目指して関連の参考書だけに没頭するということは避けたほうがいいと私は考える。英語を純粋に楽しむ、学ぶ、その過程で資格試験があるーというスタンスで臨み続ける戸、合格しようが落ちようが変わらず勉強を続けられる。モチベーションが続く。

 

そうはいっても、もし合格したら、その先の目標がなくなってしまうんじゃないか。そう思われる方もいらっしゃると思う。それについては、「安心してください、しっかり次の山はそびえているみたいですよ」とお伝えしたい。挙げると

 

①通訳案内士

②別の言語を学ぶ

 

①については、これが意外と、いや、かなり難しい。英語そのものの実力が求められることに加えて、日本史、地理、旅行関連の実務に関する知識が問われる。これが、相当にレベル高い。

 

恥を隠さずお話すると、私は既にこの試験に2回落ちた。

 

1級にパスしていれば楽勝なんじゃないか、そんな浮ついた気持ちで受けてみたが、1回目は日本史で撃沈した。2回目は、面接で落ちた。3回目を目指すはずだった去年は、コロナのため密を避けて受験を断念。今年も受けたいが、仕事などがあり厳しそうだ。

 

この資格は、言語関係では唯一の国家資格なのだそうだ。合格すれば官報にも載る。今でこそ通訳案内の仕事は資格非保有者にも開かれてしまっているが、それでも「資格、持ってます」というアピールは強いこと間違いなしだろう。コロナが落ち着き、会社が副業を認めてくれれば、いつだって即戦力として活躍できるはずだ。

 

語学の勉強だけでなく、日本の成り立ちや特産品、観光名所、食文化など、深く自国の魅力を知ろうとする素晴らしいきっかけを与えてくれる。私は今後もあきらめず、案内士の資格取得を目指し続けるつもりだ。

 

もう一つ、これもぜひ挑戦したいのが、別の新たな語学学習。私は中国語の勉強を始めた。大学時代に第二外国語で専攻こそしていたものの、発音以外はほとんど忘れてしまった。ゼロに近い状態からのスタートだが、これがまた楽しく、英語と並行して自分の脳内をほどよく刺激しながら語学ライフを送っている。

 

中国語は、英語とも日本語とも文法が違う。あるいは、それぞれに通じるところがある。つかみどころがありそうで、ないような、不思議な言語だと感じる。少なくとも、英語圏の文化にばかり染まってきた人間としては、また新たなものの見方というか、発音の美しさ、表現の多様さというか、これまで培った世界観がいい意味で崩されるような、心地よい刺激をもらっている。

 

2つの外国語を並行して学ぶことで、お互いにない魅力に気づくことができる。

 

話がすこしそれたが、1級のみを目指すことなく、その先もうっすら意識しながら、歩みを続けることをおすすめしたい。

 

~★語学学習のヒントをプチ小説にして考えました★~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(上)~ - おじさん少年の記