限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。
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語学用の参考書は書店でもkindle界でもあふれている。どれを使うか、誰しも悩むところだろう。
数多くの実用的で効果的なテキストがある中で、一つ、また違った視点からのアプローチも提言したい。それは
テキストを自分でつくる
という手法だ。第三者が仕立ててくれた教科書に沿って学ぶのも非常に有益だが、その文章、その単語、表現が今のあなたにすべてピッタリはまっているかというと、必ずしもそうとはいえないかもしれない。
例えば、ボキャブラリーには自信があるという方であれば、そのテキストがやや簡単に見えることもあるだろう(一方、文章の質が良いこともある)。個人的にビジネスの話題に興味があるのに、文学や歴史など幅広く取り上げられている、といったケースもあるかもしれない。
何より、そのテキストをこなすために、他の媒体をある程度犠牲にしないといけなくなる。時間や労力を、そのテキストに注ぎ込む分、他の表現や文章との出会いの可能性が失われてしまうわけだ。
それだったらもう、自分で、自らに最適なテキストをつくればいいではないか。
テキストといっても、実際に教科書をつくるわけではない。「これこそ今の自分が学びたかった表現だ」という文章をメモし、ストックしていくのだ。
メモするといっても、いそがしい社会人にそんな余裕はない。ブックマークなどして、いつでもその文章やエッセイが読める状態にしておく。
一つ一つのテキストは、長くないようにする。長くて5分程度で読める程度。そういった文章を、海外のニュースサイトから、ネットの投稿サイトから、SNSから、見つけ出し、自分のものにしてしまう。
この手法のいいところを挙げると
①何より効率がいい。自分の興味関心の赴くままでネット逍遥しながら、生き生きとした表現を吸収することができる
②モチベーションを高く維持できる。購入したテキストだと「あと何ページやらねば」とストレスになるが、この自作テキスト作戦だと、無理なく、楽しみながら、効率的に、学習を続けられる
③教科書や参考書が三日坊主で終わりがちーという方であればなおのこと合っている
などがいえる(私の経験上)。ぜひ、自作テキスト作戦も一つの方法として試されることを提案したい。
なお、この手法はほとんどお財布を痛めない。しがないサラリーマンに優しい戦法なのである(ともっともらしく言ってみる)。
ご清聴ありがとうございました。
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