おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

【サラリーマンの英検1級攻略術】33・読み流す、聞き流す

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

※簡単なプロフィルは☆こちら☆になります

 

英検1級に合格してからも、英語の勉強はそれまでと変わりなく続けている。ネイティブレベルには到底到達せず、その自覚もあり、ただひたすらに言葉を覚え、感覚を身につけようとバタバタともがているのが実態だ。

 

合格するまでは、どうしても試験にパスすることが頭にちらつき、インプット(単語を覚える、表現を覚える)に力を入れがちだった。

 

だが、これだけで語学力が質的に上がるとは正直、思えない。一つ一つの単語を確実に吸収していくことも大切だが、それ以上に、多くの文章を読み、聞き、英語の表現やリズムの感覚自体を体にしみこませることが欠かせないと思う。

 

合格してからは、「覚える」よりも、こういった「しみこませる」方向に力を入れている。自分の興味のある本や記事(私の場合は宇宙もの)をひたすら読む。読む。読む。そして、同じく興味のあるトーク番組(コメディ番組、スタンドアップ、科学番組など)を聞く。ひたすら聞く。

 

途中、分析を挟まない。「この単語ってどういう意味だっけ?」と思っても、いちいち調べない。それよりも、言葉の流れ、リズムを感じ取る。その行為を重ねて重ねて、表現しようのない言語感覚をみにつけていく。そのように努力する。

 

今はこうした「読み流し」「聞き流し」の実践段階だ。これが奏功するかはしばらく時間をおかないと分からないが、少なからずプラスに働くのではないかーと期待を持っている。

 

できれば合格前にこうした実践もしておいて悪くはなかったかも、と今となっては思う。英検1級のリスニングは特に会話のフランク化が進んでいる。昔のように杓子常軌な会話ではなくなっている。一つ一つの言葉が聞き取れなくても、文章のリズムから大意とポイントをつかむことは可能だ。その技術を磨くことが合格につながると思う。

 

目先の得点(単語を覚える)を稼ぐことは非常に大切だ。その上で、中長期的な語学力磨き(意識を注ぎながら、聞き流す、読み流す)も有効だと思う。

 

ネイティブレベルには正直、達するのは難しいかもしれない。それでも、近いレベルまでにはいけると思う。今後もいろいろ試行錯誤し、効果があったと感じたことについてはこちらで報告していきたい。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~