おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

【サラリーマンの英検1級攻略術】~15・日本人がスピーキング苦手な理由について考える~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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ojisanboy.hatenablog.com

 

日本人はよく、「読み書きはできるが話す・聞くのが苦手」といわれる。

 

まるで日本人の語学力が欠落しているかのような、得体のしれない劣等感のようなものを植え付けさせられているような気がする(自分たちが自分たちに)。

 

これはなぜか。私自身も確かにスピーキングが苦手だったので、理由をつかみあぐねたまま30代を迎えていた。

 

英検1級を目指して本格的な勉強を開始して以来、その理由が自分なりに見えてきた。あくまで私見だが、単純だ。

 

書き言葉と話し言葉はまったく違う

 

ということだ。文章として接する英語と、音声として触れる英語との間では、使う単語やフレーズが全く違うのだ。それこそ違う言語かというほど。

 

あなたはどう思いますか

 

この内容について、書き言葉であれば「what do you think」とするだろう。学校なら◎をもらえるはずだ。だが、アメリカの映画やドラマなどを見ていると、これだと少しきつい印象を与えるようだ。代わりに

 

what's your take?

what are your thoughts?

what do you make of it?

 

こんな表現を耳にした。takeって、何だっぺ?そんなぼやきが出てきそうだ。こんなの、日本の教科書に載ってなかったぞ。先生に文句の一つや二つも言いたくなる。

 

それぐらいに、話し言葉と書き言葉の間には違いがあるのだ。

 

ということで、話し言葉を学ぶ上では、まるでゼロから新しい言語を学ぶつもりで臨んだらいいのではないかと私は考える。「話せない」のはあなたのせいではない。学校が教えてこなかったからだ(学校もそこまで手を伸ばせないのだろう)。

 

落ち込まず、むしろ「こんな豊かな表現があるのか」と感動しながら、会話体の表現をこつこつ覚えていく姿勢がいいのではないだろうか。

 

ちなみに私は留学経験も滞在経験もなく、連日ひたすら会話体の表現をメモしている。終わりの見えない旅だが、一つ一つの表現との出会いに小さな喜びと興奮を感じている。それが語学学習の原動力になっているともいえる。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~