【サラリーマンの英検1級攻略術】30・簡単な単語ほど大切
限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。
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英検1級で苦労した課題の一つが、スピーチだ。
与えられたトピックに従い、自分の考えを述べる。与えられた時間はたしか、3分程度だったろうか。それに基づき、面接官(2人)から質問を受ける。論理的に説明ができれば、合格ライン到達だ。
振り返って思うのは、語彙力はそれほど求められないということだ。難しい、専門的な用語を知らなくても、使えなくても、簡単な動詞や名詞に置き換えて主張ができれば何の問題もない。というよりもむしろ、そちらのほうが聞き手(面接官)にとっても分かりやすく、望ましいと考える。
私自身のスピーチは、今振り返ると実に稚拙だったと思う。たしか死刑制度の是非だったかと思う(これは1次試験のエッセイだったかもしれない)。いずれにせよ、二律背反的なトピックで、どちらかの立場を選んで主張せよ、という話だった。
トピックを言われたとたん、私は正直にいって、迷った。どっちが正しいかなんて、簡単にいえるもんじゃない。だが、ここは語学のテストだ。正しいか否かではなく、選んだ選択肢の正当性をある程度主張できればそれでいい。で、どちらかを選んだ。
回答するときには、ほとんど難しい単語を使わなかった。いや、正直にいえば、難しい単語が頭からスッと出てこなかった。それから、トピック自体が難しかった。なので最初から正直に心境を明かした。
well ah, it's a very difficult question to answer. but i would choose ... because ....
このような形で切り出したと記憶する。「~と考える」はthink, guess, 「賛成する」はsupport, im for...などと答えた。難しくなく、口からスッといえるボキャブラリーを鍛えていた。これは良かった。
日ごろからスッといえる表現をどれだけ身につけておくかは、合格に直結するとても大切なポイントだ。英検準一級にも当てはまる。
日本語でも簡単なことばが、意外と英語にサッと変換できないことが多い。「簡単な」「避ける」「受ける」「見通す」などなど。いろんな表現を、あらかじめメモ帳のような形で反復練習し、舌になじませておくといいと思う。
このやり方は、英検2~3級でも大いに有効だ。ぜひ検討してみていただきたい。
~お読みくださり、ありがとうございました~