おじさん少年の記

いつまでも少年ではない。老いもしない。

【サラリーマンの英検1級攻略術】29・反省を踏まえた提言

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

※簡単なプロフィルはこちらになります

 

私は30代後半で憧れの1級に合格できたが、やり方をもっと上手くすればもっと早くクリアできたのではないかと思っている。

 

いや、試験合格だけでなく、語学力そのものをもっと短期間に効率的に伸ばすことができたのではないかと思っている。

 

これは試験を目指す人に共通する足枷だが、学びを進める上ではどうしても「復習」に割く時間が必要になる。それは大変重要なことであり、しっかり振り返りをするからこそ進歩ができる。ただ、振り返りすぎるとその分「前に進めない」のも事実なのである。

 

語学でいえば、「復習する」=テキストを読み返す、単語帳を見直す、といったことになる。一方「前に進む」=新たなテキストを読む、知らなかった表現に触れていく、ということになる。

 

両方をバランスよくできると一番いいのだが、試験がちらつく段階ではどうしても復習に目が行ってしまう。これは効率がいいのかどうなのか。今でも分からない。

 

合格した今だからこそ、思うがままに勉強してみたいと思っている。そこで、とりあえず「復習」はおいといて、英字サイトや投稿サイトをどんどん読み進めるようにしている。

 

ああ、こんな表現があるのか。ほう。

 

こんな感慨を抱くことが一つの記事の中に何か所か出てくる。これを、反射的に自作の単語帳アプリに登録したくなるのだが、これをぐっと我慢する。そして、どんどん読み進める。辞書もなるべく使わない。極力、推測でカバーする。そうして、生の英文・表現にどんどんぶつかり、触れ、体になじませていく。

 

これによって自分の語学力がどう変化するのかはまだ分からないが、当面はこの調子で実験的に語学学習を続けていきたい。数か月もすれば、善かれあしかれ変化が現れてくるはずだ。やはり「復習」を怠るとトータルの語学力は落ちるのか。あるいは「経験」の蓄積がプラスに働き、より自然に英語表現が身につくようになるのか。

 

結果を肌で感じるようになったら、またここで報告したい。とりあえず英検受検予定者の方々は、オーソドックスで間違いのない「復習」「前進」ミックス型をとることをおすすめしておく。

 

言いそびれたが、英検3級など中級レベルの方は、何より「復習」が大切だ。一歩一歩振り返りながら進むことが大切。前進前進へとアクセルを踏み出すのは、準一級挑戦ぐらいからがよいのではないかと経験的には感じている。

 

それにしても語学上達の道は険しく、先が見えないものだ。大変だが、その分面白く好奇心をくすぐられる。語学好きな方々と一緒にこの山をぼちぼち登っていきたいものだ。

 

~およみ下さり、ありがとうございました~