限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。
※簡単なプロフィルは☆こちら☆になります
英検1級では、読む・聞く・書く・話すのすべてが求められる。いずれも一定程度以上の水準をクリアする必要がある。
で、みんなあくせくしこしことリーディングやらリスニングに精を出すわけである。
そうはいっても、時間には限りがある。ましてや社会人ともなると、仕事や家庭の責任や心労で多くを割くことは難しいだろう。
選択と集中、とまではいわなくても、どれかに力を入れる必要があると私は考える。
で、どれに力を入れるか。私見をいわせていただくと、
読解力
これに尽きる。これがあってこそのリスニングであり、ライティングだ。
読む、読む。内容の伴った、起承転結の整った文章を、とにかく読みこなす。愉しんで、興味を持って、読めるものを、読む。こうする中で、いつの間にか英語圏の思考、言い回し、文章の流し方が、考えるともなく身に付いてくる。私はそう感じている。
リスニングは、これもてこ入れしたい分野だが、そもそも自分の頭にボキャブラリー(単語・イディオム・いいまわし)が入っていないと、音が入ってこない。あるいは、音が頭に入ってきてはいても、まったく理解できない。そこでフリーズとなる。
だから、まずは読むことだ。読む対象には、小説やニュースなどの書き言葉に加えて、映画などの話し言葉も含まれる。話し言葉も、字幕を見ながら身に着けてしまう。
読む力が増してくれば、リスニングに加えて書く力も高まる。今、世の中にはライティングの教室などもあるようだが、必ずしもそういった支援の手を借りなければ合格できないわけではない。
自分に合った水準の文章を読む。内容的にも自分が心から面白いと思えるものを選ぶ。楽しみながら日々、読みこなし、少しずつボキャブラリーを増やしていく。
これは一見遠回りのようだが、亀さんのようだが、1年もすれば怖ろしいほど力が増していることに気づくだろう。
愉しんで、一歩一歩、進んでいきましょう。私もひたすら匍匐前進を続けております。
~お読みくださり、ありがとうございました~