おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

【サラリーマン、家系図をつくる】17・「うちの家系はたいしたことない」は半分当たり・半分間違い

~簡単な自己紹介はこちらです~

ojisanboy.hatenablog.com

 

日ごろ家系図のことを話題にすることはないが、耳にした人から「どうやって作ったの」と聞かれることはある。

 

作業で役に立った資料、その取り寄せ方などを説明して差し上げる。「ぜひご自身でも取り組まれることをお薦めします」と一言添える。すると小さくない割合で「うちはたいした家系じゃないから」と返事がくる。

 

これは半分当たりかもしれないが、半分間違っていると考える。

 

通常、「家系」といわれてイメージするのは、直系の名字だけだ。例えば私が山田姓だった場合、一般の人が考えるのは「山田家」のルーツに限られる。

 

ところが考えてみれば分かるが、私たちのルーツは「山田家」だけにとどまらない。父親が山田太郎だとして、母親は旧姓川上だったりするわけだ。祖父母の代になると計4つの姓が登場する。さらに代を上がっていくごとに倍々ゲームで増えていく。

 

その中に、地域に名を残している方がいらっしゃるかもしれない。地位も名誉もなくても、地域の水路を切り開くのに尽力したり、神社の建て直しで貴重な寄付をしたり、さまざまな形で地域コミュニティーの存続発展に貢献された方がいらっしゃるかもしれない。

 

こうした地域住民の足跡は、図書館や公文書館に意外と多く記録として残されている。

 

そういった先祖の功績をもし知ることができれば、子孫として大きな誇りになりうるし、また命のバトンを受け継いだ者として気が一層引き締まると思う。

 

少しでも関心が沸いたら、ルーツをたどる旅を始めてみることをお薦めしたい。何かの発見、感動、気づきがあるはずだ。

 

なお、直系だけでなくすべての先祖をたどった家系図を「樹状家系図」という。この方面での取り組みは以下に記録したので、ご関心あるお方は参照されたい。

ojisanboy.hatenablog.com

 

~お読みくださり、ありがとうございました~