限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。
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語学は特にそうだが、試験に合格しようと思ったらとにかくテキストを読み込みたくなるものだ。文法、発音、語彙、なんでもかんでも調べつくし、完璧な状態で試験を迎えたくなる。
これは素晴らしいことであり、私自身もその傾向はあった。
ただ、反省を込めて書くと、この「何でも」癖からはすこし距離を置いたほうがいいかもしれない。
例えば面白い英文小説を見つけ、読み進めるとする。ストーリーの展開がとても気になる。一方で「あ、この単語の意味なんだっけ」となる。時間を止め、スマホなりで意味を調べる。その間にストーリーがかすんでいく。何度かつまづくうちに、すっかり熱も冷め、またゼロから読み直しーとなる。
率直に言って、出てくる単語のすべてが「理解できければ先に進めない」ほど重要なわけではないと考える。特に形容詞、副詞の類はそうだ。分からないなら分からないなりに読み進めても何の問題もないはずだ。
一方、名詞の場合は少し問題がある。実体験でいうと、カズオイシグロの「never let me go」を読み進めていたとき、「defferal」という単語がたびたび登場し、「は?」となった。何度かスルーしたが、観念して辞書を頼った。これは、調べんとストーリーが分からんな。このときは辞書を使ってよかったと思った。
ということで、語学力を効率的にアップさせることを考えたとき、一番望ましいのは
・なるべく辞書に頼らず、読み込めるだけ読み込む
・何度も出てくる単語で、ストーリーの鍵になると思われるものだけをササっと調べる
・とにかく自分の興味をひく文章(物語、ニュース、ブログ)を、興味の赴くままに読みまくる
こうではないかと今は考える。特に読解力は上記の方法で最も手っ取り早く身に着くと思う。
英検1級に合格しても、それで何かが変わるわけではない。自分の語学力の不足を実感する毎日だ。合格「後」のモチベーション維持を考えても、上記の方法は悪くないのではないかと考える。
最近私は「VOA」のニュースをスマホで読み込んでいる。左右どちらにも論調が傾かず、アメリカで起きている事柄を皿の目線で伝えてくれているように感じる。読んでて面白い。辞書を引くのは最低限にしている。
最近興味を持ったのはこれだ。
アメリカのペロシさん、本当に台湾を訪ねるのか。言い出した手前、後には引けんだろうが、中国側もメンツにかけて反発してくるだろう。ここ数日で事態が動く。大事にならないことを祈る。面倒は勘弁願いたい。
~お読みくださり、ありがとうございました~