おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

【サラリーマン・宇宙感動記】6・宇宙の地平線

私たちが立っている地点から、地球上のあらゆるものを見ることはできない。

 

地球が丸いからだ。

 

ある地点からぐるり360度を見渡したとき、何かの対象が見える限界が「地平線」だ。

 

実は、宇宙にもそれに当てはまるゾーンがあるという。

 

イベント・ホライゾン(事象の地平面)

 

私は文系人間なもので詳しいことは分からないが、かみくだけば地球の地平線と同じようなもので、そこから先は見ることができないのだという。

 

宇宙空間は、光を上回るはやさで膨張を続けている。地球から離れれば離れるほど、その速さが増していく。光よりも空間の膨張スピードが速くなったゾーンでは、発した光が地球に永遠に届かない。そのゾーンにあるものを、我々が目にすることはない。

 

このため、私たちから離れたもののうち、遠いものからだんだんと見えなくなる。

 

今、130何億光年先の天体が見えた、といわれるようなものも、はるか未来のことだが、永遠に目にすることはなくなる。

 

私たちが目にできるものは、重力的につながりあっている「局部銀河群」(私たちの天の川銀河や、周辺のアンドロメダ銀河など数十の銀河の集まり)しかなくなる。

 

とってもさみしい。が、これが現実なのだそうだ。

 

今眺めることのできている、はるか遠方の銀河を、まぶたに焼き付けておきたいものだ。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~