夜空を見上げると、星々が必ず固定された位置で輝いているように見える。
だが、違う。星々は、瞬時もとどまることなく、動いている。
動いているということは、どこか他の星と近づいたり、離れたりしているということを意味する。
私たちの住む天の川銀河も例外ではない。
秋の夜空に広がるアンドロメダ座。その一角に、ぼんやりと浮かぶアンドロメダ銀河がある。
天の川銀河から最も近い銀河だ。距離にして約230万光年(光の速さで230万年かかる距離)。
これが、なんと私たちの方に向かって猛烈なスピードで接近している。
約50億年後。二つの銀河は合体する。私たちの天の川(milkyway galaxy)と、アンドロメダ(andromeda galaxy)のイニシャルをとり、ミルコメダ(milkomeda galaxy)となる。
もし人類がその時代まで生きていたら、夜空はどれだけ魅力的に輝いていることだろうか。
壮大な光の円盤が、空いっぱいに広がっていることだろう。
夜、枕元で、その光景をイメージするだけでも、楽しくなる。
宇宙は無限で、夢がある。
子ども心いっぱいの想像力と、多少の知識があるだけで、
大いに楽しめる。
~お読みくださり、ありがとうございました~
【過去の感動記】