【サラリーマン・宇宙感動記】7・宇宙観が広がる瞬間
学校で、宇宙にはさまざまな銀河があることを教わった。
私たちの天の川銀河をはじめ、最近つとに有名な「M87」(楕円銀河)、冬空に浮かぶオリオン座に浮かぶ大小の「マゼラン雲」(伴銀河)など、挙げるときりがない。
そういうものだと私たちは思っている。
だが、つい100年ほど前まではそうでなかった。
私たちの宇宙は、肉眼で見える星々の集まり(天の川銀河)しかないーという認識だった。
それだけでも充分に壮大な空間(直系約10万光年)だが、この宇宙観を、ある人がある晩、突如として破ってのけた。
1923年秋。望遠鏡で夜空を観察していたとき、我々の天の川銀河から大きく離れた天体の存在に気づいたという。それが、今でいう「アンドロメダ銀河」だ。
私たちの銀河は「唯一」ではなく、限りなくある銀河「の一つ」にすぎない。
世紀の大発見が、私たち人類の宇宙観を格段に押し広げた。
これまでも、大小かかわらず、洋の東西を問わず、誰かの気づきや発見が私たちの世界観を押し広げてきた。
これからも、こうした発見は続いていくのではないだろうか。
まだまだ、ワクワクする出来事・発見はありそうだ。
長生きしたいものだ。
~お読みくださり、ありがとうございました~