限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。
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ネット環境の整っていなかった20年前と違い、今はたいがいのことがオンラインで、しかもフリーで、利用できる。これを生かすことで、英検一級という一見ハードルの高い試験も乗り越えることができる。
ぜひ活用しておきたいツールが各種のSNSだ。私は幾つか試した。合格後も開拓を続けている。ネイティブの人たちや、同じく英語を学んでいる世界中の人たちと、リアルタイムで交流できる。
一つはhellotalk。語学学習者用に開発されたアプリだ。無料。利用してみると分かるが、「こんなに語学学習者っているんだ!」というくらいに、各国にユーザーがいる。
投稿は自由だ。日本語でも英語でも中国語でも構わない。誰かの投稿が、タイムライン(公開の掲示板のようなもの)にアップされる。その投稿には誰でもコメントができる。つまり、私が英語について日本語で何か質問をした場合、日本語の分かる英語圏の人が、親切にもアドバイスしてくれるのだ。
以前、私はこんな投稿をした。(内容はそのまま。思いついたままに書いているので、文法や単語でおかしなところがあるかもしれないが、恥をさらしてそのまま記載します)
「 I will tell you the secret when pigs fly」は「絶対あなたに言えません」のようです。豚は多分水泳できますけどは飛びるできないから
「I managed to escape the accident by the skin of my teeth」は「マジでギリギリに逃げた」のようです。歯は肌がないので、そういうギリギリで事件にほぼ巻き込んでた
「Cloud 9」について、昔に一番大きいの雲(cumulonimbus)が9番目の雲に分類しました。だからめっちゃいい感じしてるは世界に一番高いの雲の上に乗ってる。
①のほうは、the skin of one's teeth についての解説だ。歯ぐきの皮ほどの薄さで助かった、などと使うようだ。日本で言えば「首の皮一枚」だろう。英語の表現は、聖書に由来があるということをこの方は教えてくれた。ちなみにこの方は日本に暮らすキリスト教布教者だった。
②のほうは、日本語が相当にできる黒人の方だった。cloud nineに乗って歩くことがどうして「幸せ」を意味するのか、また、どうしてnineと9番目になるのか、という疑問を素朴につぶやいたら、丁寧に返してくれた。ちなみにこの方は、追加コメントで、米国の気象庁にあたる機関が、最も大きな雲(入道雲のようなもの)のカテゴリーを「9」に設定しており、そのことから「最も大きな雲の上を歩いているような気持ち」、つまりとても幸せということを意味するようになった、という細かな説明までしてくれた。
これらのやりとり、当然だが、かかった費用、ゼロ円。しかも、生きた知識。ウィキペディアよりも、面白い。生きた英語。
もちろん、日本語で英語の質問をしても大丈夫だ。そのときは、日本語の分かるネイティブが答えてくれるだろう。もちろん、タイムラグはあるだろう。ひょっとしたら、コメントがこないかもしれない。それでも、あきらめずに投稿を続けていたら、誰かが答えてくれる。
SNSはほかにも幾つか使っているが、まずはこのhellotalkを使うことを一つおすすめしたい。
~暇つぶしに旅のエッセイでもいかが~