~簡単な自己紹介はこちらです~
家系図づくりの基本は、亡き先祖の除籍謄本やお墓の名前といった、一族由来のソースを当たることだと考える。
これで少なくとも明治初期、うまくいけば江戸中期ごろまでさかのぼれる。ここからさらに上にいくのは簡単ではないが、方法はある。
一つが、公的史料の調査だ。
自治体の図書館や公文書館には、地域の古文書がわんさと保管されている。土地の領主、例えば◎◎藩なら藩政史、といった具合だ。寺社がまとめた史料もあれば、土地の人々がしたためたメモのようなものもある。こうしたものにも目を通すと、一族の由来につながるヒントが見つかったりする。
私の場合、自分の苗字+地域に関する情報を上記の史料から探してみた。いくつか直接関連する記述を見つけ、多少胸が高鳴った。
また、直接ではないが、私の苗字に関する由来についても知ることができた。戦国以前に、特定地域から移り住んできたらしい。どの時期にきたのかについては記載がなかったが、さらに上に向かってさかのぼる上で手がかりをつかむことができた。
古文書などの史料は、現代文に訳されているものは非常に少ないと考える。私はその少ない現代語訳版だけを頼りに調べたが、残りの古文書もくまなく調べればまだまだ新たな発見ができるのではないかと考えている。
皆さまも、騙されたと思って一度公文書館などに足を運ばれてみることをおすすめする。意外な発見や感動があるかもしれない。
~お読みくださり、ありがとうございました~