おじさん少年の記

疲れた時代に、癒やしの言葉を。からだはおじさん、こころは少年。

【サラリーマンの英検1級攻略術】~13・自分の直感を最優先する~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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社会人になってからの学びは、語学であれ何であれ、限られた時間との闘いという一面がある。

 

自分自身にとって最も効率的な方法を、自ら判断し、築いていく必要がある。

 

市販のテキストの中に「これは素晴らしい」と感じるものがあれば、それを使うのが良いだろう。たとえそのテキストの一般評価が低くても、自分にとってベストだと感じられれば、それが最善の選択になると考える。

 

この踏ん切りが大切だ。私の場合は市販のテキストを選ばず、日々世界中にアップされるニュースなどをテキスト代わりにしたが、それは私自身にとってベストであっただけで、他の方にとって最善の方法かどうかは分からない。

 

今、また独自の方法で語学にチャレンジし始めている。英語ではないが、何か参考になればと思い、したためる。

 

昨年春から中国語の勉強を始めている。大学時代に第二外国語として専攻し、2年間学んだが、ほとんど忘れていた。20年近くたち、再びチャレンジしている。

 

ここで私は、目標を絞った。「話せる、聴けるようになる」ことだ。読み書きの能力は、磨くのに時間がかかると考え、諦めた。話す、聴く、に特化すれば、そもそも漢字を覚える必要がなくなる。漢字ではなく、それぞれの単語の発音(これを中国語ではpinyinという)さえ覚えてしまえば、それで充分会話ができる。

 

pinyinだけをひたすら読み、発音する。発音しながら、すぐ意味がつかめるようにする。漢字が思い浮かばなくても気にしない。

 

こうすると、かなり理解が進むことに気づいた。これは、私にとって最善に近い学習法だと感じている(現時点で)。

 

英語の学習法も一様ではない。あなた自身にとって最高の道がある。それを見つけ、選ぶのはあなた自身だ。賭けの要素も若干あるかもしれないが、スリリングで、面白くもある。

 

ともに、マイベスト学習法を、編み上げていきましょう。

 

お読みくださり、誠にありがとうございました。

【サラリーマンの英検1級攻略術】~12・リスニングに中継トークを生かす~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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英検1級の関門の一つにリスニングがある。これはかなり難しい。トークのスピードが速い。わざと聞き取りづらくしているようなふしもうかがえる(日常会話を想定しているようにみえる)。

 

これを乗り越えるためには、ニュース番組などの音声だけでは足りない。こういった番組は、ナレーターの発音も明瞭で、文法に破綻がない。聞き取りやすい分、実社会の会話とはかなりずれがあると考える(日本語の場合もそうだろう)。

 

なるべく実社会で使われているのに近い形で、聴く力を鍛えたいところ。それについて、私がおすすめしたいものがある。以前も触れたことがあるが、

 

アプリ「hellotalk」

 

これは海外企業が運営している語学学習者交流用アプリだ。私は1年近く利用しているが、とても使い勝手がいい。お互いに教えあいこする。なのでお金がかからない。ありがたいことだ。

 

このhellotalkで最近(私が見る限り)、新しい機能が登場したようだ。簡単にいうと画像トークだが、面白いのは片方(教える側)が画面に出る。学ぶ側(無数)は、発言もできるし、自分の顔を映さず聞き流すこともできる。

 

リアルタイムで、英語を勉強している世界中の人々のトークが聴ける。もちろん教える側の人はネイティブだ。スマホで見れるので、枕元で聞き流すことだってできる。

 

こんな機能がもっと早くからあったら、リスニング対策はもっと楽になっていたかもしれないなあ。そんなことを考えている。

 

これは英検1級を目指す方だけでなく、どの水準の方にとっても役立つのではないかと思う。ぜひ一度お試ししていただきたい。安心してください、無料ですから。

 

※2か国語以上を勉強したい場合は有料になるようです。

【サラリーマンの英検1級攻略術】~11・寝る直前はYOUTUBE様にお世話になる~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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英検1級もそうだが、語学力を高めようと思ったら、リスニングは避けることができない関門だ。これをなんとか短時間で効率的に攻略したい。

 

私は寝る時間を活用した。聞き流すだけでなんとやらとかいう、その手の方法を生かした。といってももちろんお金を使う道は選ばない。ありがたいことに今は無料でリスニングの教材になる音声や動画がネット上にあふれている。

 

枕元で、イヤホンをつけ、目を閉じて聴き入る。何と言っているのか、精神を集中させる。集中させているうちに、自然と、眠くなる。おやすみなさい。これで、いいのだ。

 

頭を使うようなチャンネルには飛ばない。自分の好きなジャンルで、もっと知りたいと思うことを解説してくれるようなチャンネルのお世話になるのがいいと思う(私の経験)。

 

私がお世話になったのは、宇宙系のチャンネルだ。地球、太陽系、天の川銀河アンドロメダ銀河、ラニアケア超銀河団ーと、宇宙の構造をわかりやすく解説してくれるチャンネルをいくつか見つけた。それを、じっくり聞くのだ。宇宙のことを知ることができる上で、リスニングの練習になる。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

こんな感じで、楽しいチャンネルが山ほどある。何も完璧に聞き取れなくてもいい、ただ聞いて、楽しんで、そのまま眠りの世界に入れてしまうだけでもありがたいではないか。そう思っている。

 

私の場合は宇宙ものだったが、もしファッションだったらそれもよし、野球だったらそれもよし。楽しく生のネイティブ英語を聞いて、シャワーを浴びて、1日をしめくくるのも乙なものだと考える。

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~11・ネットの辞書サイトを生かす~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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語学に欠かせないのは辞書だ。

 

一昔前は紙媒体の分厚い辞書、2000年代に入ってから持ち歩き式の小型電子辞書が普及し始めた。そして今では無料の辞書サイトが取って代わろうとしている。

 

私もいくつかの辞書サイトに大変お世話になっている。無料。調べる手間が大幅に短縮され、時間のないサラリーマンにとってはありがたい存在になっている。

 

私自身の活用法をかいつまんでお話すると(ネット上でBBCなど英文サイトを読んでいる場合)

 

①知らない単語をコピーする

②別ウィンドウを開いてペーストする。スペースを開けて「英語」「意味」と打って検索する。

③辞書サイトがヒットし、意味が出てくる。その中で分かりやすそうなページに飛ぶ。

 

このような流れで使っている。振り返って一番よく活用させてもらったのは

 

weblio辞書

英辞郎on the web

 

だ。どちらも無料サイトなのに相当中身が充実している。

 

上の形で意味を調べたら、以前書いたが、自作のオンライン単語帳(Quizletという無料アプリ)に書き込んでいく。

【サラリーマンの英検1級攻略術】~6・最強の単語帳アプリ~ - おじさん少年の記

 

少し注意点もある。weblioには例文がたくさん載っているが、少し文章が硬い印象を受ける。例文もありがたいので私は1級受験まで頻繁にメモしていたが、今考えると「本当にこんな表現を日常会話でするかなあ」と首をかしげることもあった。例文については英辞郎のほうが実用的で、こなれている印象があった。

 

これはあくまで私の個人的感想にすぎないので、参考程度にしていただければと思う。

 

とにかく辞書の活用は語学に欠かせない。少しでも手間を省き、効率的に生かしていきたいところ。私自身、まだまだ試行錯誤の途上であり、また新たな発見があったら書き込んでいきたい。

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(最終章)~

~初めての方は(上)からどうぞ(3分くらいで読めます)~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(上)~ - おじさん少年の記

 

「GENIOUSなしの生活には、もう戻れません」。そう答えてくれると期待していた山田だったが、空気の読めないざんねんマンにあえなく裏切られてしまった。

 

いやまあ、あればあるで助かりますけど、なければないで、いけるかなと。確かにGENIOUSがあると便利ですよ。でもね、こいつを取り上げられた残り2日間も結構刺激的でしたわ。あ、そうそう。僕の知り合った中国の拳法家のおじさんのおかげで、中国語の発音、一個マスターできましたからね。

 

やっぱ勉強してなんぼじゃないですかねえ。下手でもいいから。自分で外国語を話したほうが、相手の方も喜んでくれるってなもんですよ。「yi qi jia you(一起加油=一緒に頑張ろう、という意味)」ですよ!

 

教わったばかりの中国語をドヤ顔で語るざんねんマンに、山田は能面のように表情を失った。

 

この男、俺たちの期待を見事に裏切りやがった。最後の最後で、俺たちのアプリにダメ出ししてくれるとは・・

 

インタビューはネット中継していた。ざんねんマンはまだダラダラと会社にとってありがたくない感想を語り続けた。映像は、途中で切り上げられた。

 

  その後、アプリを開発した会社はPR動画を配信した。だが、取り上げられていたのは前半2日間だけ。特にざんねんマンについては、インタビューの最後で「GENIOUSを使うかどうかは、値段次第ですなあ」とやや上から目線で放った一言が経営陣の逆鱗に触れてしまい、会話シーンが全カットされた(ToT)

 

密度の濃い4日間を終え、ざんねんマンはあらためて拳法家の男性の放った「愛人」の意味を調べてみた。「奥さん」という意味だった。安心した。それから、「小三」を調べた。男性の表情がひきつった理由が分かった。あっはっは。これだから、言語学習は面白い。僕、GENIOUSにはまだ頼らなくてもいいかな。自分の足で、チャンレジし続けてみたい。

 

一方、母国に帰った拳法家の男性は、自身のSNSを通じて丁寧に感想を述べていた。

 

「コミュニケーションを円滑にする上で、翻訳アプリは実に役立つ。ただ一方で、機械頼みになることには疑問も抱く。自ら学び、発する中でこそ生まれる心の交流というものもある。適度に機械に頼り、適度に学ぶ。このバランスが大切なのではなかろうか」

 

知恵に満ちた言葉は、フォロワーの支持を集めた。拳法家を含む、彼らインフルエンサーの発信もあり、GENIOUSはそれなりに普及していった。一方で、語学学習に熱を入れる人が減ることもなかった。

 

舌足らずのコメントが経営陣の心証を害したざんねんマン。ただ、ネット中継を見ていた視聴者からは「ゲストのくせに口は悪かったけど、話を盛ってない分説得力はあった」とそこそこ評価はされた。

 

宴は終わった。山田からは「もう二度とあんたには頼まん」と悪態までつかれてしまった。それでも「今度もし似たようなオファーがきたら、次こそうまい切り返しをするぞ」と下衆の根性で営業トークの練習を重ねるのであった。

 

~お読みくださり、ありがとうございました~

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~10・合格「後」のモチベーション~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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英検に限らず、受験系の多くに共通する悩みとして「燃え尽き症候群」というのがあると思う。

 

英検1級は、これに合格すると上がない。燃え尽きる可能性がないとも限らない。それもあるので、資格合格のみを目指して関連の参考書だけに没頭するということは避けたほうがいいと私は考える。英語を純粋に楽しむ、学ぶ、その過程で資格試験があるーというスタンスで臨み続ける戸、合格しようが落ちようが変わらず勉強を続けられる。モチベーションが続く。

 

そうはいっても、もし合格したら、その先の目標がなくなってしまうんじゃないか。そう思われる方もいらっしゃると思う。それについては、「安心してください、しっかり次の山はそびえているみたいですよ」とお伝えしたい。挙げると

 

①通訳案内士

②別の言語を学ぶ

 

①については、これが意外と、いや、かなり難しい。英語そのものの実力が求められることに加えて、日本史、地理、旅行関連の実務に関する知識が問われる。これが、相当にレベル高い。

 

恥を隠さずお話すると、私は既にこの試験に2回落ちた。

 

1級にパスしていれば楽勝なんじゃないか、そんな浮ついた気持ちで受けてみたが、1回目は日本史で撃沈した。2回目は、面接で落ちた。3回目を目指すはずだった去年は、コロナのため密を避けて受験を断念。今年も受けたいが、仕事などがあり厳しそうだ。

 

この資格は、言語関係では唯一の国家資格なのだそうだ。合格すれば官報にも載る。今でこそ通訳案内の仕事は資格非保有者にも開かれてしまっているが、それでも「資格、持ってます」というアピールは強いこと間違いなしだろう。コロナが落ち着き、会社が副業を認めてくれれば、いつだって即戦力として活躍できるはずだ。

 

語学の勉強だけでなく、日本の成り立ちや特産品、観光名所、食文化など、深く自国の魅力を知ろうとする素晴らしいきっかけを与えてくれる。私は今後もあきらめず、案内士の資格取得を目指し続けるつもりだ。

 

もう一つ、これもぜひ挑戦したいのが、別の新たな語学学習。私は中国語の勉強を始めた。大学時代に第二外国語で専攻こそしていたものの、発音以外はほとんど忘れてしまった。ゼロに近い状態からのスタートだが、これがまた楽しく、英語と並行して自分の脳内をほどよく刺激しながら語学ライフを送っている。

 

中国語は、英語とも日本語とも文法が違う。あるいは、それぞれに通じるところがある。つかみどころがありそうで、ないような、不思議な言語だと感じる。少なくとも、英語圏の文化にばかり染まってきた人間としては、また新たなものの見方というか、発音の美しさ、表現の多様さというか、これまで培った世界観がいい意味で崩されるような、心地よい刺激をもらっている。

 

2つの外国語を並行して学ぶことで、お互いにない魅力に気づくことができる。

 

話がすこしそれたが、1級のみを目指すことなく、その先もうっすら意識しながら、歩みを続けることをおすすめしたい。

 

~★語学学習のヒントをプチ小説にして考えました★~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(上)~ - おじさん少年の記

【サラリーマンの英検1級攻略術】~9・「テキスト」を自分でつくる~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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語学用の参考書は書店でもkindle界でもあふれている。どれを使うか、誰しも悩むところだろう。

 

数多くの実用的で効果的なテキストがある中で、一つ、また違った視点からのアプローチも提言したい。それは

 

テキストを自分でつくる

 

という手法だ。第三者が仕立ててくれた教科書に沿って学ぶのも非常に有益だが、その文章、その単語、表現が今のあなたにすべてピッタリはまっているかというと、必ずしもそうとはいえないかもしれない。

 

例えば、ボキャブラリーには自信があるという方であれば、そのテキストがやや簡単に見えることもあるだろう(一方、文章の質が良いこともある)。個人的にビジネスの話題に興味があるのに、文学や歴史など幅広く取り上げられている、といったケースもあるかもしれない。

 

何より、そのテキストをこなすために、他の媒体をある程度犠牲にしないといけなくなる。時間や労力を、そのテキストに注ぎ込む分、他の表現や文章との出会いの可能性が失われてしまうわけだ。

 

それだったらもう、自分で、自らに最適なテキストをつくればいいではないか。

 

テキストといっても、実際に教科書をつくるわけではない。「これこそ今の自分が学びたかった表現だ」という文章をメモし、ストックしていくのだ。

 

メモするといっても、いそがしい社会人にそんな余裕はない。ブックマークなどして、いつでもその文章やエッセイが読める状態にしておく。

 

一つ一つのテキストは、長くないようにする。長くて5分程度で読める程度。そういった文章を、海外のニュースサイトから、ネットの投稿サイトから、SNSから、見つけ出し、自分のものにしてしまう。

 

この手法のいいところを挙げると

 

①何より効率がいい。自分の興味関心の赴くままでネット逍遥しながら、生き生きとした表現を吸収することができる

②モチベーションを高く維持できる。購入したテキストだと「あと何ページやらねば」とストレスになるが、この自作テキスト作戦だと、無理なく、楽しみながら、効率的に、学習を続けられる

③教科書や参考書が三日坊主で終わりがちーという方であればなおのこと合っている

 

などがいえる(私の経験上)。ぜひ、自作テキスト作戦も一つの方法として試されることを提案したい。

 

なお、この手法はほとんどお財布を痛めない。しがないサラリーマンに優しい戦法なのである(ともっともらしく言ってみる)。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

~★よかったら読んでみちょ!★語学学習の醍醐味をプチ小説にして考えた~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(上)~ - おじさん少年の記

 

 

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~7・「話す力」を格安で鍛える~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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せっかく語学を学んでいるのだから、やはり「話せる」ようになりたい。これは誰しも思うところだろう。ただ、小遣い暮らしのサラリーマンであれば、なかなかに駅前留学の敷居は高い。オンラインレッスンも、安そうに見えて結構とる。甘くはない環境の中でも、自分の伸びしろを引っ張り上げていく方法は、あると私は考える。

 

私が1級合格までによくお世話になっていたのが、有志が開いている語学交流会だ。

 

最も学びがあった交流会が、東京で開かれている「Vital Japan」。20~30代を中心に、英語を日常的に仕事で使うか、語学熱の相当に高い方たちが、毎回50~100人程度は集まる。司会進行役の方が海外在住歴の長い(仕事のキャリアも雲の上)日本人の方で、日本を適度に織り交ぜながら、最先端の英語を使った会話練習(テキストまで準備してくれている!なんと素晴らしいことか)をさせてくれる。

 

細かくいうと、参加者を4人程度のグループに分け、最初はテキストに基づいた会話練習、その後はフリートークとなる。各自、英語レベルはもちろん異なるが、「上手くなりたい」という語学熱を共有しているためか、恥ずかしがる人は少なく、実に積極的に話しかけ、また聞き役にもなっている。

 

これで、1回の参加がたしか500円(私が首都圏に暮らしていた約4年前の話。今もそのぐらいだろう)。1回のセッションがたしか2~3時間。週末の午後、自分の脳をフルに使い倒す。終わった後は、実に心地よい疲労を感じる。帰宅後のビールが、またうまい。

 

参加者はライバルではない。皆さん、向上心あふれる仲間である。ぜひ、試しに一度、足を運んでみていただきたい。

 

もし首都圏在住でいらっしゃらない場合は、「○○英会話倶楽部」という学習グループがある。「東京英会話倶楽部」「横浜英会話倶楽部」といった具合だ。これになると、日本各地で毎週、必ず開かれている。1点だけ断り書きしておかなければいけないのは、参加者の語学レベルにかなり開きがあるということだ。「学びたい」と思っていても、顔ぶれによっては「教える」側にひたすら回ることもある。ただ、それも語学の道の醍醐味だと思えば、得るものは非常に大きいと感じる。私はこちらのほうも大変お世話になった。ちなみに、ここも1回500円(たしか)だった。

 

実はスマホでも、オンラインセッションができるアプリがある。これは、なんと無料だ。私も参加したことがある。世界各地から、英語を話したい人たちが集まり、1回のセッション7分程度でトークができた(トーク時間や内容は、セッションを切り盛りするオーガナイザーの差配によるようだ)。こちらはまた別の機会にご紹介いたしたい。

 

お財布をなるべくいためず、しゃべれるようになる。これがサラリーマン1級道の真髄である(とかっこよく言ってみた)。

 

~リラックスに小話でもいかが(読み切り短編小説)~

【ざんねんマンと行く】 ~第9話・サンタのプレゼント~ - おじさん少年の記

 

 

 

 

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~6・最強の単語帳アプリ~

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語学で最もストレスになるのはボキャブラリーの増強だろう。これを何とか楽しく、かつ効率的に、進めることができないか。

 

私は英検1級を目指している間(今から4年ほど前)、ずっと市販の小型ノートを使ってオリジナル単語帳を作って対策にしてきた。その詳細については以前書いたので、もしお時間があればご一読いただきたい。

【サラリーマンの英検1級攻略術】~2・とにかく語学を楽しむ~ - おじさん少年の記

 

さて、世の中のアプリ開発が日進月歩で進んでいる。合格した後になって、「こいつに早く出会っていればよかったのに」と感じるアプリをダウンロードした。

無料なので、安心していただきたい。

 

その名は「QUIZLET」

 

仕組みはシンプルだ。市販の単語帳と同じく、シートの片面に日本語を、もう片面に英語を書く。例えば片面に「たばこをスパッと止める」と書き、もう片面には「quit smoking cold turkey」と書く、といった具合だ(この例は個人的に「かっこいい!」と思ったからメモした)。

 

なんだ、ただの単語帳じゃないか。と思われるかもしれない。だが、紙の単語帳とは決定的に違う点がいくつかある。列挙すると

 

①答えられなかったシートだけを復習できる

クラウド上でデータ管理しているため、パソコンからでもスマホからでも利用・記入・更新ができる

③1冊の単語帳を構成するシートの枚数は自分で決められる

 

ぱっと思いついたものだけを挙げても、これだけある。補足説明すると

 

①(間違ったところだけやり直せる仕組み)・・既に記憶に定着したシートは、繰り返し見る必要がない。できなかったところだけを見直す、という作業を繰り返すと、短時間で実に効率よく覚えることができる。例えば1冊100シートでつくった場合、最初のチェックで39枚の間違いがあった→2回目のチェックでこの39枚だけを見直す→すると間違いが12枚に減る→作業を繰り返す→最後の1枚を倒し、その単語帳のチェックが完了する。

 

②(クラウド管理)・・何より、通勤時間などで手軽に見直しができる。私の場合は、週末にノートパソコンで新たなボキャブラリーをひたすら入力する。平日の朝夕は、スマホで見直しをする。この使い分けで、無駄なく無理なくストレス少なく、記憶に定着させることができている。

 

③(単語帳1冊のボリュームは自分で決められる)・・・例えば1冊のボキャブラリーを50フレーズ(50枚)とした場合、短時間で振り返りができる。通勤時間が短い人などは、枚数が少ないほうが使い勝手がいいはずだ。一方、すこし時間に余裕のある方は、1冊当たりのボリュームを増やすのも便利ではないかと考える。

 

使い方は人それぞれだと考える。上記は私の個人的な活用法にすぎない。もし参考になると感じられる部分があったら、活用していただければと思う。

 

なお、シートの書き込み方についても、私なりに試行錯誤と改善を繰り返してきた。一つ良いと思う方法があるので、別にあらためて触れたい。

 

~リラックスに小話でもいかが(読み切り短編小説、3分程度)~

【ざんねんマンと行く】 ~第9話・サンタのプレゼント~ - おじさん少年の記

【サラリーマンの英検1級攻略術】~5・SNSを徹底的に生かす~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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ネット環境の整っていなかった20年前と違い、今はたいがいのことがオンラインで、しかもフリーで、利用できる。これを生かすことで、英検一級という一見ハードルの高い試験も乗り越えることができる。

 

ぜひ活用しておきたいツールが各種のSNSだ。私は幾つか試した。合格後も開拓を続けている。ネイティブの人たちや、同じく英語を学んでいる世界中の人たちと、リアルタイムで交流できる。

 

一つはhellotalk。語学学習者用に開発されたアプリだ。無料。利用してみると分かるが、「こんなに語学学習者っているんだ!」というくらいに、各国にユーザーがいる。

 

投稿は自由だ。日本語でも英語でも中国語でも構わない。誰かの投稿が、タイムライン(公開の掲示板のようなもの)にアップされる。その投稿には誰でもコメントができる。つまり、私が英語について日本語で何か質問をした場合、日本語の分かる英語圏の人が、親切にもアドバイスしてくれるのだ。

 

以前、私はこんな投稿をした。(内容はそのまま。思いついたままに書いているので、文法や単語でおかしなところがあるかもしれないが、恥をさらしてそのまま記載します)

 

i often get confused when learning english.
 
“i will tell you the secret when pigs fly”
 
why pigs? why fly? how bout swim?😎
 
”i managed to escape the accident by the skin of my teeth.”
 
why teeth? 😳why not the skin of neck (we japanese ppl use this word. it derives from samurai almost having his neck cut by sword😖 hmm it sounds scary i admit😝
 
i really want to assimilate the way native english speakers see the world.
 
then i ll be on cloud nine.
 
what is cloud nine😭
 
 
これに対し、1時間ほどの間(たしかそれぐらい)に複数のコメントをいただいた。一つ目は英語で。二つ目は日本語で。どちらもネイティブの方だ。
 
【いただいたコメントその①】
Actually, “skin of my teeth” is a very interesting expression. There are a lot of English expressions that come from Hebrew or Greek, because they’re in the Bible. Some others are “the apple of my eye,” or “pearls before swine.”
 
Anyway, this one is from Job chapter 19- “I am nothing but skin and bones; I have escaped only by the skin of my teeth. “Have pity on me, my friends, have pity, for the hand of God has struck me. Why do you pursue me as God does? Will you never get enough of my flesh? “Oh, that my words were recorded, that they were written on a scroll, that they were inscribed with an iron tool on lead, or engraved in rock forever! I know that my redeemer lives, and that in the end he will stand on the earth. And after my skin has been destroyed, yet in my flesh I will see God; I myself will see him with my own eyes—I, and not another. How my heart yearns within me!”
‭‭Job‬ ‭19:20-27‬ ‭NIV‬‬
 
 
【いただいたコメントその②】

「 I will tell you the secret when pigs fly」は「絶対あなたに言えません」のようです。豚は多分水泳できますけどは飛びるできないから

「I managed to escape the accident by the skin of my teeth」は「マジでギリギリに逃げた」のようです。歯は肌がないので、そういうギリギリで事件にほぼ巻き込んでた

「Cloud 9」について、昔に一番大きいの雲(cumulonimbus)が9番目の雲に分類しました。だからめっちゃいい感じしてるは世界に一番高いの雲の上に乗ってる。

 

①のほうは、the skin of one's teeth についての解説だ。歯ぐきの皮ほどの薄さで助かった、などと使うようだ。日本で言えば「首の皮一枚」だろう。英語の表現は、聖書に由来があるということをこの方は教えてくれた。ちなみにこの方は日本に暮らすキリスト教布教者だった。

 

②のほうは、日本語が相当にできる黒人の方だった。cloud nineに乗って歩くことがどうして「幸せ」を意味するのか、また、どうしてnineと9番目になるのか、という疑問を素朴につぶやいたら、丁寧に返してくれた。ちなみにこの方は、追加コメントで、米国の気象庁にあたる機関が、最も大きな雲(入道雲のようなもの)のカテゴリーを「9」に設定しており、そのことから「最も大きな雲の上を歩いているような気持ち」、つまりとても幸せということを意味するようになった、という細かな説明までしてくれた。

 

これらのやりとり、当然だが、かかった費用、ゼロ円。しかも、生きた知識。ウィキペディアよりも、面白い。生きた英語。

 

もちろん、日本語で英語の質問をしても大丈夫だ。そのときは、日本語の分かるネイティブが答えてくれるだろう。もちろん、タイムラグはあるだろう。ひょっとしたら、コメントがこないかもしれない。それでも、あきらめずに投稿を続けていたら、誰かが答えてくれる。

 

SNSはほかにも幾つか使っているが、まずはこのhellotalkを使うことを一つおすすめしたい。

 

~暇つぶしに旅のエッセイでもいかが~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(中)~

~(上)はこちらです~

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早春の青空を翔け、ざんねんマンを乗せたヘリはまもなく瀬戸内の無人島に着陸した。

 

内海ならではの、静かさを伴った水面が瞳を奪う。チラチラ照り返す太陽の光が、心地よい。ああ、俺はいまからここでめくるめくセレブ生活をするのだ。そう思うと、ざんねんマンの心は早くも浮足立った。

 

周囲を見渡すと、肌の色も服装も実に多様な人々が続々と集結していた。全身にタトゥーをほどこしたほぼ全裸の男性もいれば、温暖な島国には似つかわしくない毛皮に身を包んだ人も。地球上のあらゆるところから来たんだなあ。

 

しばし、感慨にふけっているところで、山田からスマホを渡された。「この中に弊社の翻訳アプリ・GENIOUSが入っています。これでぜひ、国際交流を楽しんでくださいね」

 

おお、これがその、万能アプリか。ぜひ、こいつを使って、世界中の人と交流するぞ。友達に、なるぞ。

 

太陽はまだ、頭上でゆったりたたずんでいる。たっぷりある時間を満喫し、一人一人、声をかけていくことにした。

 

まず気になったのが、全身タトゥーの男性だ。頭には雄々しい髪飾り。勘だが、アマゾンかどこかのジャングルの原住民の方ではないだろうか。テレビでしか見たことがない。意を決し、男性に近づくと、GENIOUSにささやいた。「はじめまして。私は日本から来ました。タトゥーが、お似合いですね」

 

男性はやや戸惑った様子で、これまた自身の持つGENIOUSにささやいた。

「〇✖▽・・・・」

 

ここでいよいよ、GENIOUSが仕事を始めた。両者の母国語を判別したようだ。まず、ざんねんマンのあいさつを男性の母国語に置き換えて音声で発信。続いて、男性の言葉も翻訳された。やはり南米のジャングルから来られたようだ。ざんねんマンのお世辞に、男性は「ありがとう、これは酋長から直々に彫ってもらったんだよ」と嬉しそうに語ってきた。

 

生まれ育った地域や文化の垣根を超え、友情をはぐくむ場が、そこかしこで展開し始めた。会社側が記録用に用意したカメラクルーが、笑顔のあふれる参加者をなめるように映していった。わざとらしくカメラ目線で語るざんねんマンの様子も、しっかりキャッチされていた。

 

これはありがたい。なんたって、アマゾンの原住民の方と話す機会なんて、普通に生きてたらまずないぞ。テレビ越しに見ている限りだと、ちょっと怖そうなイメージもしてたけど、話してみると全然違った。木を愛し、森を愛し、住民を愛するふつうのおじちゃんだった。なんだったら、日本生まれの僕なんかよりずっと世の中のことを考えている。どっちが本当の文明人だか、分からない。

 

おじちゃんの方も、アジアの人と話すのは刺激的だったみたいだな。日本の暮らし、例えば時速300キロで走る新幹線の話とか、座ってるだけでネタがやってくる回転ずしの仕組みとか。みんながお金を出し合って、病気など困ったときに助け合う国民皆保険の仕組みには驚いていたなあ。お互いに、学び合うことがあるもんだ。


代々極寒の地で暮らすエスキモー。生まれ育った田舎から一歩も出たことがない、中欧の著名な靴職人・・・。さまざまな文化、歴史を背負い、誇りをもって暮らす一人一人に、ざんねんマンはGENIOUSを使って話しかけていった。それまでの自分になかったものの見方、感じ方を知り、学んでいった。

 

もう、このアプリなしでの生活は、考えられまへんな。

 

2日目の夜を迎え、ゴージャスなテントの中で極上ステーキをほおばりながら、しみじみとつぶやいた。傍らで日本の特上寿司をつまむアマゾンの原住民のおじちゃんも、GENIOUS越しに「元の暮らしには戻りたくないよ、まったく」と打ち明けるのであった。

 

夜が明けた。ベッドで安眠をむさぼるざんねんマンの元を、山田が訪ねてきた。「それでは、こいつを回収しますね」

 

そうだった。残り2日間は、GENIOUSなしの生活をするのだった。

 

もう、性能もありがたさも充分分かりました。このままフィナーレでもいいんじゃないですか。布団をかぶったまま答えるざんねんマンに、山田は返した。「いやいや、不便もじっくり味わってこそ、ありがたみも分かるってなもんで」

 

しぶしぶGENIOUSを手渡し、むくりと起き上がった。まあ、いいか。うまい飯、たくさん食べよっと。

 

退屈な消化日数となるはずだった。が、意外や意外、刺激にあふれた2日間になることを、このときざんねんマンは予想すらしていないのだった。

 

~(下)に続きます~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(下)~ - おじさん少年の記

 

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~4・スピーチに学ぶ~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

※簡単なプロフィルはこちらになります

ojisanboy.hatenablog.com

 

英検には2次で口頭試験がある。あるテーマについて、自分の考えを論理的に伝える。実は日本語でも結構難しいように感じる。とまれ、話す内容は質に加えて「聞いてもらえる」ような話しぶり、技巧がある程度は備わっていたほうが得であることは間違いないと考える。

 

そこで役立つのは、スピーチ原稿だ。TEDもそうだが、興味のわいたスピーチはぜひ何度も聞き、スクリプトを読み、ご自身で発音練習されることをおすすめする。今ではユーチューブでなんぼでも素晴らしい教材がフリーでアップされている。使いこなさない手はない。

 

今朝、CNNでゼレンスキー大統領の最新スピーチの原稿(英訳版)がアップされているのを見つけた。一読していただけると感じられると思うが、そんなに難解な単語を使ってはいない。むしろシンプルに、同じフレーズを繰り返し伝え、国民に奮起を促している。

 

元の言語はウクライナ語だろうが、日本語訳がまだみつからない中、そのメッセージを直接つかもうと思ったら英訳版に頼るほかない。スピーチの中で触れられているが、ロシア軍はキエフ市内の古いパン工場をも攻撃したそうだ。「古いパン工場を、なぜ攻撃する必要があるのか」と大統領は訴えている。このひと言だけで、いかに理不尽な行為をしているかが伝わってくる(と私は感じる)。

 

戦争の是非については個々人で考えがあると思うので発言は控えるが、スピーチではいたずらに憎しみをあおり立てるような文言はほとんど(全く)使っていない。代わりに、国民の結束を呼び掛けている。

 

とても悲しい出来事が展開されているが、その中で一国のリーダーが発している言葉には重みがあると感じる。英語というツールを介することで、その心のひだに少しでも触れることができる。興味がおありの方は一度ザッと流し読みしていただくことをおすすめする。

 

サイトと、スピーチを引用する。

 

edition.cnn.com

 

https://edition.cnn.com/europe/live-news/ukraine-russia-putin-news-03-07-22/h_cd3a31a1d5bdb76f5a160c78db802da5

 

【以下、cnnで掲載のスピーチ英訳版】

Monday. Evening. You know, we used to say: Monday is a hard day. There is a war in the country. So every day is Monday. 

And now we are used to the fact that every day and every night are like that. 

Today is the 12th. 12th evening of our struggle. Our defense. 

We are all on the ground, we are all working. 

Everyone is where they should be. I am in Kyiv. My team is with me. The territorial defense is on the ground. The servicemen are in positions. Our heroes! Doctors, rescuers, transporters, diplomats, journalists... 

Everyone. We are all at war. We all contribute to our victory, which will definitely be achieved. By force of arms and our army. By force of words and our diplomacy. By force of spirit, which the first, the second and each of us have. 

Take a look at our country today. 

Chaplynka, Melitopol, Tokmak, Novotroitske and Kherson. Starobilsk. Everywhere people defended themselves, although they do not have weapons there. But these are our people, and that's why they have weapons. 

They have courage. Dignity. And hence the ability to go out and say: I'm here, it's mine, and I won't give it away. My city. My community. My Ukraine. 

Every Ukrainian man and woman who protested against the invaders yesterday, today and will protest tomorrow are heroes

We shout at the invaders together with you. We stand in the squares and streets with you. We are not afraid with you when the invaders open fire and try to drive everyone away. 

YOU do not back down. 

WE do not back down. 

And the one who repeated: "We are one people" - certainly did not expect such a powerful reaction. 

In the south of our country, such a national movement has unfolded, such a powerful manifestation of Ukrainianness that we have never seen in the streets and squares there. And for Russia it is like a nightmare. 

They forgot that we are not afraid of paddy wagons and batons. We are not afraid of tanks and machine guns. When the main thing is on our side, truth. As it is now. 

Mariupol and Kharkiv, Chernihiv and Sumy. Odesa and Kyiv. Mykolaiv. Zhytomyr and Korosten. Ovruch. And many other cities. 

We know that hatred that the enemy brought to our cities with shelling and bombing will not remain there. There will be no trace of it. Hatred is not about us. Therefore, there will be no trace of the enemy. We will rebuild everything. We will make our cities destroyed by the invader better than any city in Russia. 

Enerhodar. Chornobyl. And other places where barbarians just don't understand WHAT they want to capture. WHAT they want to control. Your work, your hard work on critical objects is a real feat. And we see it. We are sincerely grateful for it. 

The Ukrainian army holds positions. Well done! It inflicts extremely painful losses on the enemy. Defends. Counterattacks. If necessary - can take revenge. Necessarily. For every evil. For every rocket and bomb. For each destroyed civilian object. 

Today in Makariv, Kyiv region, they fired at the bread factory. For what? The old bread factory! Think about it - to fire at the bread factory. Who should you be to do that? 

Or to destroy another church - in the Zhytomyr region. The Church of the Nativity of the Blessed Virgin built in 1862. 

These are NOT people. 

There was an agreement on humanitarian corridors. 

Did it work? Russian tanks worked instead. Russian "Grads". Russian mines. They even mined the road, which was agreed to transport food and medicine for people and children in Mariupol. 

They even destroy buses that have to take people out. But ... At the same time, they are opening a small corridor to the occupied territory. For several dozen people. Not so much to Russia, as to propagandists. Directly to their TV cameras. Like, that's the one who saves. Just cynicism. Just propaganda. Nothing more. No humanitarian sense. 

The third round of negotiations in Belarus took place today. I would like to say - the third and final. But we are realists. So we will talk. We will insist on negotiations until we find a way to tell our people: this is how we will come to peace. 

Exactly to peace. 

We must realize that every day of struggle, every day of resistance creates better conditions for us. Strong position to guarantee our future. In peace. After this war. 

Apart from the dead people and the destroyed cities, the war leaves destroyed the aspirations that once seemed very important, but now ... You don't even mention them. 

Almost three years ago, as soon as the election took place, we entered this building, this office, and immediately began planning our move. 

I dreamed of moving from Bankova. Together with the government and parliament. To unload the center of Kyiv and in general - to move to a modern, transparent office - as befits a progressive democratic European country. 

Now I will say one thing: I stay here. 

I stay in Kyiv. 

On Bankova Street. 

I’m not hiding. 

And I'm not afraid of anyone. 

As much as it takes to win this Patriotic War of ours. 

Today I signed a decree to present state awards of Ukraine to 96 Ukrainian heroes - our military. 

Including… 

The Order of Bohdan Khmelnytsky of the second degree is awarded to: 

Major Oleksandr Oleksandrovych Sak. Commander of the mechanized battalion who entered the battle with the battalion tactical group of the enemy and won thanks to a rational approach to combat and non-standard tactics

Captain Rostyslav Oleksandrovych Sylivakin. Commander of the mechanized battalion, which successfully fought the overwhelming forces of the enemy, liberating Ukrainian towns and villages in the Sumy region. 

The Order of Bohdan Khmelnytsky of the third degree is awarded to: 

Lieutenant Ihor Serhiyovych Lozovyi. Acting as part of the group, he stopped a column of enemy vehicles numbering about 150 units, which was moving in the direction of the Zhytomyr-Kyiv route. Destroyed. 

Lieutenant Vitaliy Viktorovych Poturemets. He showed exemplary courage and composure in the battle, destroying a column of enemy equipment near the city of Kyiv. He was wounded. 

The Order "For Courage" of the third degree is awarded to: 

Master Sergeant, Commander of the Automobile Platoon Valentyn Viktorovych Baryliuk. Thanks to his brave actions and personal determination, the tank unit received fuel in time and left the encirclement, destroying the enemy on the way. 

All 96 of our heroes are like these five! 

Our gratitude to all the military. 

Our gratitude to the Armed Forces of Ukraine! 

Our gratitude is boundless. 

Glory to Ukraine!

 

 

~1日の疲れをほぐすのに、こちらもぜひご一読を~疲れたサラリーマンのための応援歌「ざんねんマンと行く」

 

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【サラリーマンの英検1級攻略術】~3・まず「読む」練習~

限られた時間と予算の中で、英検1級に合格したい!という社会人の方をイメージしながら書いている。

 

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語学試験に合格するためには、問題が解けなければいけない。ということで、問題集にまず手が行くケースが多いだろう。だが、何をするにしてもまず鍛えておかなければならないスキルがある。「読む力」だ。

 

文法などの穴空け問題や、正しい文意を選ばせる選択問題などにしても、まずは与えられた文章を正確に読み取る力が求められる。

 

問題集を解く前に、まずはじっくり、中身のある英文を読み込んでいくことが大切だ。遠回りのようで、これが一番の近道だと私は考える。

 

では、何を読むか。私にとっての基準は明確だ。「自分にとって、その文章が面白く、ためになるか」だ。他人が絶賛していても、自分にとってハードルが高すぎたら面白くないし、アメリカの小学生向けに書かれた小説でも、「これはためになるぞ」と思えばそれが私自身にとって最高のテキストになる。

 

私自身は、なるべく洋書を読むようにした。自分自身で読んで勉強になるもの。幾つか挙げると、「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」。これは日本語訳もついており、チャプターの前半が小学校低学年、後ろに進むにつれて高学年をイメージした文章構成になっている。英語表現を学びながら、そのままあちらの国の歴史の勉強になる。一石二鳥だ。

 

もう一つは、文学作品。お世話になった作家さんの一人はkazuo ishiguro。ノーベル文学賞を受賞した日系英国人だ。この方、難しい英単語は使わないのに、奥深いこころの世界を見事に描いている。素直に感動する。洋書を手に入れ、翻訳版も併せて読み進めると、感動しながら表現を学べる。まずは日本語訳で「忘れられた巨人」を読んでいただきたい。これは感動した。中身をお話ししたいが、我慢する。出だしからして、引き込まれる。最近、「クララとお日さま」(Klara and the sun)が出たが、こちらよりもオススメだ。

 

もしあなたが英検準一級以上の方であれば、上記のやり方を一つの方法として提案したい。もしあなたが英検3~2級の間に位置する方であれば、別の書籍をオススメする。

 

予備校講師の書いた作品「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)。これは、比較的短いエッセー(ネイティブの記した作品)を集めたものだ。1作品1作品ごとに丁寧な文法解説をつけている。読みながら、しっかり英文の構造を吸収していくことができる。全60課。学び終えたときには、自身の英語力がメキメキと上達していることに気づくだろう。

 

生きた英語を読む。音読する。その繰り返しで、英作文の力もつく。私は英作文の練習は特にせず、添削を誰かにお願いすることもなく(費用がなかった。涙)、なんとか合格できた。

 

まずは自分に合った英文(小説、エッセー、テキスト、ニュースサイト)を探し、読む。音読する。時間があれば、ノートに書いて映す。解く前に、読む。これが一番大事。問題集を解いてても、何も楽しくない。それだったら、楽しく英文を読む。

 

最後に、受験生のころの記憶だが、Z会という受験関係の会社が出している「速読英単語」という本もそこそこよかった記憶がある。英文の一つ一つがしっかりした内容だった(哲学、思想、経済など)。今だったら内容も刷新され、新しいトピックが取り上げられているだろう。そちらも手に取ってみて、「これは自分に合う」と感じたら試されてみては。

 

 

 

 

 

 

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(上)~

ピンポーン

 

玄関のチャイムが鳴った。人助けのヒーロー・ざんねんマンが暮らす、都内のアパート。住まいは明かしていないのだが、どこをどう探してくるのか、たまに来客・珍客がある。さて、今日はどんなご依頼かしら。

 

モニター越しに映るのは、ビシッと決めたスーツ姿の男性。いかにも「仕事できます」風の雰囲気を醸し出しているぞ。何か、ビジネスの話でも持ち掛けてくれるのでは・・

 

よこしまな考えを見透かしたかのように、男性がニヤリ口を開いた。

 

「はい、我々はIT系のスタートアップ企業です。数年前から、言語の翻訳アプリの開発を続けて参りました。このたび、世界中のあらゆる言語・方言をたちどころに翻訳するシステムを完成いたしました」

 

ついては、世の中に影響力のある人々にまず試してもらい、その能力の高さを実感すればSNSなどで発信してもらいたいのだという。「ヒーロー業界の大型新人でいらっしゃります、ざんねんマン様にはぜひとも、ご協力をお願いしたいのです」

 

「大型新人」ー。歯の浮くようなセリフに思わず頬が緩んだ。私のような者でもお役に立てますならば、ぜひ。

 

「山田」と称する男性の説明はこうだった。日本の瀬戸内に浮かぶ、とある無人島に、世界中から選りすぐった著名人30人を招く。そこで4日間の共同生活を送ってもらう。ネット環境はなし。使えるのは、同社が開発した翻訳アプリ「GENIOUS」だけだ。

 

ちょいと仕掛けがある。GENIOUSを使えるのは、前半の2日間のみ。後半2日間は、文明の利器に頼れない暮らしをしてもらう。そこであらためて、GENIOUSの素晴らしさを実感してもらうーというわけだ。

 

宿泊費、もちろん無料。最高級のグランピング施設が待っている。洋の東西を問わず、珍味妙味を取り揃えた料理に日夜、舌鼓を打ってもらいましょう。

 

「もう、辛抱たまらん」

 

前のめり気味に参加の意思を示したざんねんマンに、山田も満足げだ。「ありがとうございます。何と言いましても、ざんねんマン様は外国語がてんでダメと伺っております。そういう方にこそ、弊社のGENIOUSがお役に立てると期待しているのです」

 

やや小ばかにされ、さしものヒーローも心が少々波立った。が、めくるめく無人島バカンスの妄想を前に、ささいな自尊心などあえなくかき消された。

 

演出も実に凝っていた。出発の日の週末。バタバタと振動音がするのでアパートのベランダに出てみると、1台のヘリが目の前でホバリングしていた。「さあ、ざんねんマンさん!こちらへ!」

 

山田の吊るした小型はしごを伝い、ざんねんマンはヘリに乗り込んだ。「さあ、これから、出発です!」

 

バババババ・・


大東京を見下ろしながら、機体は一路、西へ。春霞に映える富士の山に見入りながら、ざんねんマンはいよいよ始まるセレブ特別ツアーに胸膨らませるのであった。

 

~(中)に続く~

【ざんねんマンと行く】 ~第14話・語学学習がいらなくなる時代はくるのか(中)~ - おじさん少年の記

 

 

【サラリーマンの英検1級攻略術】~2・とにかく語学を楽しむ~

金も時間もないけれど、意欲はあるというサラリーマンの方に役立ちそうな情報を提供していきたい。

 

私が1級を目指すにあたり、一貫して努めたのは、「英語を楽しんで学ぶ」ということだ。

 

語学は苦行でも修行でも、味気のないルーチンワークでもない。日々出会う表現やものの見方に目を洗われ、感動するのが語学の醍醐味だと感じている。

 

なので、合格に欠かせないボキャブラリーの強化について、市販の単語帳を使わなかった。代わりに、自分で単語帳をつくっていった。

 

市販の単語帳は、過去の出題事例や傾向を踏まえて選りすぐった数千の単語や表現が載っている(と考える。詳細は目を通していないので分からない)。一見、近道のようにもみえるが、肝心なところで問題がある。

 

面白くないのである。だってそうだ、「1日に〇ページ分を覚える!」と決めて、日々無機質に並ぶ英単語を頭に詰め込んで、何が楽しいだろうか。これでは語学学習は続かないし、英検合格後のモチベーションも持たないのではないかと考える。

 

なので、私は実際に現在進行形で使われている英語表現を自主的に探し、メモしていった。

 

ツールは複数あるが、主にお世話になったのはBBCストレートニュースだ。スマホのアプリもある。1本のニュースが、10分以内で充分読める程度に要約されており、かつ、時代の最先端の表現が使われている。その中で、「この単語はよく見るなあ」「この表現、なんかかっこいい」と感じるものが出てくるはずだ。それを、無理のない範囲で、メモしていく。週末の空いた時間に、小型のノートに記入していく(ページの中央に縦線を引き、左側に日本語、右側に英語を書く)。平日は、通勤時間などにゆっくり復習する。

 

この繰り返しで、ポケットサイズのノート(1冊50ページ程度。100円にもならない)が7冊ほどたまった。これ以外にボキャブラリーの強化はしておらず、これでも1級に合格することができた。

 

ちなみにノートづくりでは、必ずしも試験合格だけにこだわることなく、映画(ハリウッド映画など)やドラマ(フレンズなど)の中で「いけてるやん~」という表現も積極的にメモしていった。

 

少なくとも私は、楽しみながらボキャブラリーを増していくことができた。途中で挫折することは、なかった。

 

語学で不合格となっても、命を奪われることはない。なにも悲壮感を漂わせて勉強することもない。1級合格自体がゴールである必要もないと考える。一つの通過点として、楽しく、ゆっくり、自分のペースで異国の文化やものの見方を吸収していくことが、振り向くと結果をもたらすこともあるのではないかと考える。

 

最後に、私がリスニングなどで大変お世話になった米国人科学者がいる。名前はmichio kaku。日系3世だ(確か)。専門は物理学(超ひも理論)とのこと。めちゃくちゃ御高名な方らしいが、難しいテーマをかみ砕いて、笑いを交えて解説してくれる。動画を見ていただけると分かると思うが、まるで落語を聴いているかのように面白く、会場がバカ受けしている。

 

スピーチが「速いな」と思ったら、youtubeの速度を0.75ぐらいに落として聴くことをおすすめする。だいぶ聞きやすくなるはずだ。

 

最初の一言でドカンと笑いを誘う芸は、もはやエンターテイナーといえるのではないか。

 

michio kakuは科学入門の本もたくさん書いている。原著を一冊取り寄せてみるのも悪くないと考える。楽しく、感動しながら、英語だけでなく科学全般を学べるのだから、こんなありがたいことはない。

 

https://www.youtube.com/watch?v=_wdYsGEKqa4

 

※本日は仕事でヘバったのでバタンQします。コメントなどをどなたかくださった場合は、明日お返事いたします。皆さま、よい夢を。おやすみなさいませ~